桜舞う琵琶湖CC “1年生”の石山千晶が好スタート(撮影:鈴木祥)

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<Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament 初日◇7日◇琵琶湖CC 琵琶湖・三上C(滋賀県)◇6360ヤード・パー72>
昨年「日本オープン」の舞台となった滋賀の名門・琵琶湖CC。2020年の改修でさらに難易度が増して、特にグリーンが難しくなったと多くのプロが口をそろえた。この日は午後から風が強くなったこともあり、アンダーパーでホールアウトしたのはわずか6人。6年ぶりのステップ優勝を狙う石山千晶は首位と3打差の2アンダー・単独4位と好スタートを切った。
好発進を後押ししてくれたのはパターだった。先週のステップ・アップ・ツアー開幕戦「ラシンク・ニンジニア/RKB レディース」では「カップに蹴られることが多かったんです。これはコロがりがよくないな、と」考え、都内のゴルフスタジオでパターを調整した。
愛用するオデッセイのブレード型パター『トライホット5K』(シャフト長34インチ)のライ角をフラットにし、ロフト角を2度増やしたという。この調整がハマり、球がつかまえやすくなった。「硬いけど、見た目に反して打たないといけないところがある」というこのコースの難グリーンで思うようなタッチが出せ、4つのバーディを奪うことができた。
1週間ほど前に、老舗の舗装材料メーカーであり、道路舗装や土木、スポーツ施設などの建設施工を行う東亜道路工業株式会社と所属契約を結んだ石山。ちょうど今は入学式のシーズンだが、「私もご縁があり、ピカピカの1年生です(笑)。心機一転、今週は頑張りたいです」と狙うのはもちろん優勝。2016年の「ANA PRINCESS CUP」以来、勝利から遠ざかっているが、「もう6年も前。6年といえば小学校を卒業する年ですし、今季中には勝ちたいです」と好発進に口も滑らかだった。
新しい所属先のためにも欲しいのは優勝の2文字。小学校時代の思い出は、「昔から体が大きくて、1年時にランドセルが背負いにくかった。ちなみに小6の時には身長166センチ、88キロありました」という大型プレーヤー。今大会はステップでも屈指の賞金額を誇る。このチャンスをものにして「もっとステップアップしたいです!」と目を輝かせていた。
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