株式会社帝国データバンク

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 (株) タベイプランニング(TDB企業コード:914008856、資本金100万円、東京都千代田区三番町20-2、代表田部井進也氏)は、2月1日に東京地裁へ自己破産を申請した。
 
 申請代理人は櫻田晋太郎弁護士(東京都新宿区三栄町14-34、saku法律事務所、電話03-4560-1038)ほか3名。

 当社は、2012年(平成24年)12月に設立。不動産開発、スポーツ・レジャー施設運営業者が運営する東京都昭島市の商業施設「モリパークアウトドアヴィレッジ」内にて、「クライミングジム&ヨガスタジオ PLAY」の運営受託を手がけていた。また、ウェルネスプログラムとして、大人向けヨガ・ピラティス、キッズコーディネーションプログラムとしてキッズ向け運動プログラムの提案、実施のほか、商業施設や企業向けにアウトドアイベントなどの出店やコンテンツ提供なども手がけていた。当社代表の母は日本の著名な登山家である故・田部井淳子氏で、こうしたタベイブランドを背景としたアウトドア全般の企画、立案、運営などを強みに、2020年3月期には年収入高約9200万円を計上していた。

 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響に伴い、会員収入の落ち込みやイベントの中止などを余儀なくされ業績が悪化し、2021年3月期の年収入高は約7000万円に落ち込んでいた。こうしたなか、今年に入り、オミクロン株による新型コロナウイルスの再拡大により、業績悪化に歯止めがかからず、先行きの見通しが立たなくなったことで、1月31日に事業を停止していた。

 負債は現在調査中。

 なお、当社が運営を受託していたクライミングジムなどについては、現在臨時休業中だが、近日中に営業再開を予定しており、詳細については「モリパークアウトドアヴィレッジ」のホームページにて公表する見込み。また、商業施設「モリパークアウトドアヴィレッジ」自体は通常通り営業を行っている。