画像提供:麺屋なかひら(公式)高知市福井風見鶏東(@menyanakahira)さん

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初任給で購入して以来、活躍してきた電卓――これまでの働きを称える相棒へのメッセージがTwitterで反響を呼んでいる。

長年ともに働いてくれた電卓を労ったのは高知県高知市にある「麺屋なかひら」のTwitter。18歳の新卒で社会人となり、その手取り10万円弱の初任給で購入したのは高級電卓「CASIO DS-20」だった。将来への期待や覚悟とともに手にした電卓は、31年半にわたる相棒に。そして、とうとう動かなくなってしまった相棒。これまでを振り返り「よく働いてくれました。お疲れ様」と感謝の言葉を送っている。この電卓は、よく使い込まれてはいるが、ホコリひとつないほどに手入れされていた。

このメッセージには、同じく年季の入った相棒を持つ人たちから労いの声などが殺到。「バブル時代に買って30年」「肩パッド入ったダブルのスーツを着て、首には派手な柄のスカーフ巻いて、24時間働けますか?って頑張ってた頃」「仕事柄背伸びして先輩の真似して買ったあの頃を思い出しました。それでも十分に元が取れたそれほどの名器」「第一線は退きましたが、普段使いとして今だ現役」といったコメントも寄せられ、大きな反響となっている。

拡散された投稿は、発売元のカシオ計算機にも届き「永らくご愛用いただきありがとうございました」との謝辞も。「CASIO DS-20」については、すでに販売終了しており、修理についても必要な交換部品がないためできないそうだ。一番近い機種については、「『DS-20DC』などはいかがでしょうか」と回答している。

なお、「麺屋なかひら」は、高知県からの時短要請延長のため9月26日まで休業。感染状況を見ながらになるが、テイクアウトや営業が可能な日はTwitterで告知される。