柴咲コウ心酔するパートナーの存在 中華系セレブで貴族交友も
「土掘ったり、レクチャーしてもらいながら、少しずつ(農場の生活に)慣れていくっていう(状態です)。いろいろ植えてきました。ベリーだったりとか……」
5月22日放送のトーク番組『人生最高レストラン』(TBS系)で北海道での充実した生活について語ったのは柴咲コウ(39)。
北海道に新しく家を建て、牧場を経営し、現在は東京と行ったり来たりしているという。
「柴咲さんは’20年3月に長い間所属していた事務所から独立しています。’16年に設立したレトロワグラース株式会社の社長と女優という二足の草鞋を履くなかで、さらに新しい挑戦を始めたことが話題を集めました」(芸能関係者)
本誌が取材を進めると、柴咲の牧場は新千歳空港の近くにあることがわかった。その広さは東京ドーム6個分ほど。
登記によると、農畜産物の生産、加工および販売をしており、さらに馬に乗って行う団体球技の一つである「ポロ」の競技馬の生産や調教なども行っているという。
5月25日に登壇したイベントでも柴咲は、この牧場について明かしている。
夢について尋ねられた柴咲は、「コミューンを作る」と答え、さらに、
「北海道で共同ファームを持っていますが、意識、思いが共通する人たちを集めてユートピアみたいなものを作りたい。馬に乗って、畑を耕してみたいな」
と熱く思いを語った。
そんな目標に向けて走りだした彼女には、新たなパートナーがいる。ファームを共同で経営する中華系英国人実業家のフウ・フェイフェイ氏(39)だ。
■イギリス貴族と交友で高級寿司店も経営…中華系セレブの素顔
柴咲の知人によれば、
「柴咲さんはフウさんに心酔していて、最近は彼の影響でユートピアやコミューンといった言葉を使うようになったのです」
実はフウ氏は柴咲のプロデュースするYouTubeチャンネル(レトロワグラースch.)に、彼女と一緒に出演している。
’20年9月に公開された動画のなかで、共同ファームの理想像について問われて、「ちょっとユートピアのような、桃源郷的な思い出の場所になってほしい。みんなにとっての心のホームである場所にしたい」と答えているのだ。
このとき柴咲は終始笑顔で、彼を見ながらうなずいていた。
さらに動画の終盤には、「完結型の小さいコミューンを作りたい(という本能が人間には)あるんだろうね」と牧場を作ろうと考えたきっかけを分析している。
柴咲を心酔させた彼はどんな人物なのか。
’13年から’16年までフウ氏が『クーリエ・ジャポン』で連載していたエッセイのプロフィール欄には、《’81年上海生まれ。日本、南アフリカ育ち。早稲田大学とオックスフォード大学で哲学専攻。’06年に英国王室に招聘され、チャールズ皇太子の秘書官に就任》と記載されている。
柴咲の知人は彼をセレブな実業家だと語る。
「イギリスの貴族たちと交友関係があるそうです。柴咲さんとの共同ファームだけでなく、英国王室ゆかりの教育を取り入れたというプリスクールや、六本木にある高級すし店も経営。結婚していて、都内の一等地に自宅があります」
’15年に柴咲はテレビ番組で、ポロを体験。その撮影に協力したポロの団体に所属していたのが、フウ氏だった。
その翌年、’16年に彼は『クーリエ・ジャポン』のエッセイで《じつは、僕は日本で有機農業と軽種馬(ポロ馬)の育成・調教牧場をやりたいと思っている。それには北海道が理想的である》とつづり、英国王室の仕事を辞めて牧場を建設することを宣言した。
冒頭の『人生最高レストラン』で、「自分が型にはまらずに、新しいことを常にできる人間であればいいなと思っている」と語っていた柴咲。
半移住先である北海道での新パートナーとのユートピア設立を目指した挑戦はまだまだ始まったばかりだ――。