名古屋FW柿谷曜一朗【写真:小林 靖】

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1ゴールを決めた清水戦、後半に華麗なフリックから決定機を演出

 名古屋グランパスの元日本代表FW柿谷曜一朗は、J1リーグ第14節の清水エスパルス戦に先発出場し先制ゴールを決めた。

 3-0の快勝を導いたなか、Jリーグ公式ツイッターは後半に披露した「オシャレ」な美技による決定機演出シーンに注目している。

 2試合ぶりの先発出場となった柿谷は、前半24分に今季2点目のゴールを奪う。敵陣左サイドで獲得したFKの場面。キッカーを務めたFWマテウスが左足を振り抜くと、低いクロスがゴール前へ。競り合いでボールがこぼれると、混戦の中で柿谷が素早く反応。倒れ込みながら右足ボレーで合わせてゴールネットを揺らした。

 ストライカーらしい嗅覚を見せた得点シーンだったが、元日本代表FWは試合終盤にも輝きを放つ。後半37分、敵陣左サイドのタッチライン際からの浮き球のクロスボールに対し、柿谷はペナルティーエリア内でジャンプしながら右足のバックヒールで左斜め後方にいたマテウスへ華麗にフリック。マテウスも左足ヒールで後方に流すと、フリーで走り込んだDF成瀬竣平が決定機を迎えたが、右足のシュートはゴール上に外れた。

 このシーンの映像を、Jリーグ公式ツイッターが「サッカーではこれを『オシャレ』と言います #名古屋グランパス #柿谷曜一朗選手がフワッとしたボールを”かかと”を使って味方にパス!」と綴って投稿。ファンからは、「マジでジーニアス」「The柿谷ってやつ」「かっこよすぎませんか?」「このシーンは激アツだった」「決めたら完璧やったのに〜」など、柿谷のプレーを称える声やゴールにならなかったことを惜しむコメントが寄せられていた。

 チームも前節・鹿島アントラーズ戦(0-2)の悔しさを晴らす快勝劇となったなか、柿谷にとっても今後につながる一戦になったようだ。(Football ZONE web編集部)