“ルシール”との出会いも描かれた
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 5日に放送されたドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン10追加エピソード最終話(第22話)では、かつて主人公リックらと対立したニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)の切なすぎる過去が明かされ、SNS上では「号泣した」「神回」といったファンの反響が寄せられている。(以下、第22話のネタバレを含みます)

 第22話「ここにニーガンあり」で描かれたのは、アレクサンドリアで生存者たちと暮らす現在から12年前のニーガン。“救世主”のリーダーになる以前の彼は、がんを患った妻ルシール(ヒラリー・バートン)と二人で生活しており、愛する妻を救うため、抗がん剤の調達に奔走していた。

 シーズン7で視聴者にトラウマを植え付けたニーガンだが、12年前はとても繊細な元体育教師であったことが判明。世界が崩壊する前、生徒の親への暴行や浮気でルシールを悩ませていたが、彼女ががんと宣告されてからは、自分の罪を償うため献身的に。ギャングに捕まりながらも抗がん剤を入手し、ルシールのもとへ戻ったニーガンだが、彼女は頭にビニール袋を被った状態で自殺。すでにウォーカーに転化しており、ニーガンは変わり果てた彼女のそばで涙を流し、悲しみに暮れていた。

 今回のエピソードでは、彼のシンボルでもある有刺鉄線付きバット“ルシール”の入手経緯や、狂気に満ちたシリーズ屈指の悪役の誕生秘話も描かれた。人間味溢れるニーガンを演じたジェフリーには「屈指の名演技」「覚醒後の表情がすごかった」と絶賛の声が寄せられたほか、ニーガンとルシールのリアルな夫婦関係を体現した、ジェフリーと実の妻ヒラリーの夫婦共演も注目を浴びていた。

 「ウォーキング・デッド」は、8月22日より最終シーズンとなるシーズン11の全米放送がスタートする。最終シーズンは全24話構成なり、最初に8エピソード分がオンエアされる。日本でのシーズン11放送開始日は発表されていない。(編集部・倉本拓弥)