Spotify

Christian Hartmann / reuters

Spotifyは2月22日(現地時間)に開催したライブイベントStream Onにおいて、Spotifyのサービスを新たに85の市場で提供を開始すると発表しました。この新規市場における対象ユーザーは10億人以上になるとしています。また、市場拡大に合わせて、プラットフォームの対応言語もルーマニア語、ヒンディー語、スワヒリ語などを含む36言語を追加。トータルでは60言語以上に対応します。

新たな市場はアジア、アフリカ、カリブ海、ヨーロッパに拡大。Spotifyのチーフ・フリーミアム・ビジネスオフィサー、 Alex Norstrom氏によると、バングラデシュやパキスタン、ナイジェリアはインターネット人口が最も急増しており、特に重点な地域として挙げています。

これらの新市場では、すぐに完全なグローバルコンテンツライブラリにアクセスが可能になります。また、地元のクリエイターやパートナーと協力し、各市場の固有ニーズを満たす音楽体験を提供するとしています。閲覧ページや検索ページは、サービスを使用するほど、ローカル市場と視聴者の好みに適応するとのことです。

アジアやアフリカなどでサービスが拡大することで、それらの地域で埋もれていた音楽が、グローバルで聴かれることも多くなっていくのかもしれません。

なお、Stream Onイベントでは、ほかにもCD音質のSpotify HiFiの提供などが発表されています。

CD音質の「Spotify HiFi」2021年内にも一部地域で開始。サービス提供地域も大幅拡大

すでに世界最大規模の音楽ストリーミングサービスとなっているSpotifyですが、今後、さらにその地位を盤石なものにしていきそうです。

Source: Spotify