車のサイドはキレイに雪が落とされていたが…(画像は『The Herald 2021年2月12日付「Police stop snow-covered car and charge motorist for ‘dangerous driving’」』のスクリーンショット)

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雪が降った後、フロントガラスに積もった雪を払うのは常識だが、この行為をさぼった男が危険運転の疑いで逮捕された。男の車はフロントガラスと後部の窓ガラスが雪で覆われており、フロントガラスの一部の雪だけを取り除いて、かろうじて前が見える状態だ。この画像がSNSで公開されると、「雪を払うなんてたった数分済むのに」など多くの人が呆れ返ったようだ。『The Herald』などが伝えている。

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英スコットランドのダンディーで今月11日午前10時頃、フロントガラスと後部の窓ガラスが雪に覆われた状態で運転していた男が危険運転の疑いで逮捕された。そんなことで逮捕されてしまうのかと思うような内容だが、スコットランド警察の公式Twitterに投稿された画像を見れば納得できる。

男の赤い車はフロントガラスから屋根、後部の窓ガラスまでがほとんど雪で覆われている。そしてフロントガラスの運転席部分には、雪にのぞき窓のような小さな穴が開けられて前が見えるようになっており、男はこの状態のまま運転していたのだ。

またサイドに付いていた雪はキレイに落とされていたため、わざとやっていたのではないかとも見られている。

スコットランド警察は「フロントガラスを覆う雪を除けるのは面倒なことかもしれませんが、それは絶対にやらなければならないことなんです」と投稿した。

同警察官のグレッグ・バーンズさん(Greg Burns)も、「この状況は本当に理解ができない。ケガをした人がいなかったのは奇跡的だ。実際にこの車を見た警察官たちは、自分たちが見ているものを信じられなかったと言っていたよ」と驚きをあらわにしている。

ユーザー達は「雪を除けるなんてたった数分のことじゃないか」「冗談かと思った。頭おかしいよ」「免許を剥奪して、もう一度自動車学校に行った方がいい」「ナンバープレートと屋根の雪も払わないとだめだよ」などのコメントが届いている。

同警察は「ドライバーには、気象の変化に合わせて適切に運転環境を整える責任があります。そして今回の件は大げさな表現でなく、運転準備を怠った最悪の例ですね。安全のため、視界を確保するための時間を割いてください」と注意を呼びかけた。

またエディンバラでは、フロントガラスの氷を取り除かないまま運転していた男が危険運転のため逮捕されている。容疑者の供述は明かされていないが、仮に急いでいたとしてもしっかりと雪を払い視界を確保して欲しいところだ。

ちなみにスコットランドでは、25年ぶりに最低気温を更新するほどの寒気に襲われており、今月12日には大雪警報が発令されていた。

画像は『The Herald 2021年2月12日付「Police stop snow-covered car and charge motorist for ‘dangerous driving’」』『Road Policing Scotland 2021年2月11日付Twitter「#LivingstonRP stopped this vehicle on Maybury Road this morning, whilst on enquiry in Edinburgh.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)