コカイン101袋を飲み込んで密輸しようとした男(画像は『7NEWS.com.au 2021年2月1日付「Brazilian sex worker swallows 101 cocaine packages in UK drug smuggling stunt」(Credit: NCA / SWNS)』のスクリーンショット)

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昨年のクリスマスイブ、31歳の男がコカイン約10万ポンド(約1430万円)相当をブラジルから密輸しようとして、英ロンドンのヒースロー空港で逮捕された。男はコカイン101袋を飲み込んでおり、先月末に男の腹部のレントゲン写真が公開された。『7NEWS.com.au』『London Evening Standard』などが伝えた。

コカイン1.2キロ、約1430万円相当を密輸しようとして逮捕されたのは、ブラジルの都市マカパ出身のルアン・アービング・ドス・サントス・モンテイロ(Luan Irving Dos Santos Monteiro、31)で、サンパウロから約11時間をかけてヒースロー空港へとやってきた。

ルアンは昨年1月から頻繁に海外旅行をしており、税関職員が不審に思って調べたことから事件が発覚した。ルアンは当初「クリスマスと年始を友達と過ごすために英国入りした」と容疑を否認していたが、腹部のレントゲン検査の結果を見せられると「パンデミックで借金が膨らんだ。ドラッグ・ミュール(ドラッグの運び屋)として働いていた」と罪を認めたという。

先月末に公開されたルアンの腹部レントゲン写真では、消化器官にびっしりと詰め込まれたコカインの小袋が映し出されており、人々からは「なぜこんな危険を冒してまで密輸をするのか?」「クレイジーだ」「ドラッグを買って首が回らなくなったのだろう。自業自得」「氷山の一角だろう」といったコメントがあがった。

なおルアンは、約1時間をかけて101袋全てを排泄しており、コカインの純度は82%だったという。

ルアンには1月28日、英アイルワース刑事法院で4年2か月の有罪判決が言い渡され、国家犯罪対策庁 (National Crime Agency)のイーアン・トルビー氏(Ian Truby)はこう述べた。

コカインを飲み込んで密輸するというのは、非常に危険である。小袋が1つでも胃や腸内で破裂すれば死亡する可能性がある。ルアンは南アメリカの麻薬カルテルとイギリスのストリートギャングにとって重要な役を担っていた。我々は小さな芽を摘む努力を怠らず、今後も国際犯罪組織の摘発に力を入れていく。」

画像は『7NEWS.com.au 2021年2月1日付「Brazilian sex worker swallows 101 cocaine packages in UK drug smuggling stunt」(Credit: NCA / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)