[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

写真拡大 (全3枚)

雀荘に行ってマージャンをしない人はいるのか!?

大栄翔初優勝という明るい話題で初場所を終えた大相撲。しかし、すぐさまよからぬ話題によって暗い雰囲気に包まれました。いや、「すぐさま」と言うのは正確ではないかもしれません。「場所が終わるまで武士の情けで待っていてくれた」と言うべきでしょう。正義の報道機関「文春」の記事を皮切りに、時津風親方の場所中の雀荘通い・風俗通いが報じられたのです。

↓弟子の正代は優勝争いを頑張る!師匠の時津風親方は雀荘で頑張る!


ビックな成功をおさめようと互いに誓う師弟!

殊勲賞(他家の当たり牌封殺)、技能賞(積み込み)、敢闘賞(危険な生牌通し)の三賞獲得を狙います!



時津風部屋と聞いただけで「不祥事!」とピーンとくる過去の積み重ね。その感覚からすれば、雀荘通いについては「ホッ」と胸を撫で下ろすくらいの気持ちもあります。「ビ、ビール瓶は持ってないんだよな!?」「や、や、野球は見てないんだよな!?」「ゴ、ゴルフクラブは持ってないんだよな!?」と慄きながら記事内容を確認したのちは、「なーんだ雀荘か」とブラウザを閉じる余裕すらあったほど。まぁ、さもありなんというか、相撲取りの標準というか、「ただの不祥事(※コロナはただの風邪、と同程度の舐めてる感で)」といったところ。

現在の時津風親方(元幕内・時津海)に関して言えば、2010年には野球賭博をしたと上申書を提出し、降格の処分を受けています。また、昨年9月には新型コロナウイルス対策のガイドラインに抵触する形で他県を訪れたということでやはり降格処分を受けました。いわば不祥事のデパート、野球で例えるなら「3ストライク目」といったところの御仁。「初球凡打でアウトなのでは?」という議論は一旦置くとして、報道の内容が事実であればサクッと厳しい処分で事態は進行することでしょう。

しかし、それは報道の内容プラス「こういうことだろ?」の想像までが全部事実であればという話。「場所中だというのに弟子の稽古もロクにつけずにお出掛けし、コンビニでタンマリ軍資金下ろしてから雀荘にしけこみ、テンピンの真剣勝負にいそしみ、勝った金で気持ちよく風俗で放統」という全部がひとつながりの事実であるならば、です。それはまだ未確定の想像の段階であるということは忘れてはいけません。一寸の時津風親方にも五分の主張はあるのです。

「え!?」
「主張あるの!?」
「嘘でしょ!?」
「あ、嘘の主張でしょって意味ではなく」
「反論があるとは思わなかったという意味」
「まぁ、嘘の主張でしょって気持ちも」
「すぐ後ろからついてきてるんだけど」
「写真まで撮られてるのに」
「そっから何か主張が出てくるとは」
「正直思ってなかったので」
「クチを開いたときに」
「申し訳ございません以外が出てきたという」
「そのこと自体にビックリしちゃって」
「何言ってるのか耳に入ってこなかった…」

時津風親方が述べる主張のキラーフレーズ、それこそが「雀荘には行ったがマージャンは打っていない」というものです。はい、一旦落ち着きましょう。ビックリして話のつづきを聞き逃してはいけません。どんな主張でもしっかりと聞いて判断するようでなければ、世の中の公正さは守られないのです。「銀座のクラブには行ったが陳情を受けただけで酒は飲んでない」「ピンクコンパニオンを呼んだのは感染対策」「こちらの料亭でお菓子を食べていただけです」という主張だって世の中にはあるわけですから、時津風親方の言い分だって言って悪いということではありません。ギロチンを用意するのは話を全部聞いてからでも遅くはないのです!

↓親方曰く、雀荘の件は「チケットを届けに行った」、風俗店の件は「マッサージを受けに行った」だけだとのことです!

「なーんだ」
「チケットを届けに行ったのか」
「マージャンじゃなかった」
「チケットを届けたあと」
「健全店でマッサージを受けただけ」
「そもそも不健全なマッサージなど」
「存在しているはずがないし」
「懇意にしている雀荘も」
「親方が直接チケットを届けてくれて」
「さぞや感激したことだろう…」
「こういう日々の積み重ねが」
「後援者のハートをつかむ」
「郵送で送ればいいだろ説はあるが」
「そこは相手との関係性もあるから」
「手渡しが必要だったのだろう…」
「大関の昇進伝達とかだって」
「電話かメールですりゃ済む話を」
「わざわざ使者が来るわけで」
「対面で直接、は必ずしも」
「角界の正義と抵触するものではない」
「むしろ対面こそが角界の伝統」
「貴乃花なんてファックスでくれって言ったら」
「それだけで袋叩き」
「懸賞金も振込じゃなく手渡しなんだし」
「手渡しは角界の伝統」
「意識が低いことは否めないが」
「これは一般的な生活の一部」
「断罪するほどのことではない」
「これはしょうがない」
「解散!解散!」

ってなるかな!?

角界ならなるのかな!?



確かに雀荘に行ってもマージャンをしない人は世の中にたくさんいます。たとえば雀荘の従業員もそうです。もちろんヘルプで卓に入るタイプの従業員もいますが、カレー出してくれるおばちゃんは基本マージャンは打たないですよね。親方が類稀なる自制心で、チケットを届けたのち、卓に入ることはなくおばちゃんと一緒に皿洗いなどをしていた可能性もゼロではありません。あるいは親方自身がその雀荘を密かに経営していたという可能性も(※それはそれで怒られそうだが…)。

どうか、雀荘で時津風親方からチケットを受け取り、一緒に皿洗いをしていたおばちゃん(もしくはおじちゃん)がいるなら、名乗り出てください。今、親方は「賭博野郎」「風俗野郎」「相撲野郎」という3つの大罪を背負って、社会的な制裁を受けようとしています(※2つめと3つめは罪じゃなかった/3つめはそもそも責められる話でもなかった)。それを救えるのは、チケットを受け取ったあなただけです。

もしもあなたが「急に明日行きたいと思って親方にチケットを頼んだら融通してくれて…」「郵送じゃ間に合わないからってわざわざ…」「一緒に皿洗いまでしてくれて…」「お金はね、さっきコンビニで下したばかりだからいらないって…」「それであんまりに申し訳ないから」「あたしが別にやってるマッサージの店で」「コリをほぐして差し上げたってワケ」という鶴の恩返しみたいな話の当事者であるのなら、親方のためにその話を公表してあげてほしいと思います。

いつまでも待つことはできませんが、世界のどこかにそんな人がいる可能性を念頭に、僕はもう少しだけ待ちたいと思うのです。「顔の時点でアウトだと思う」「野球賭博やってたヤツがマージャン賭博を我慢できると考えるほうが不自然」「早くその年寄株を手放して豊ノ島に株をまわせ」という意見のみなさんも、もう少し、もう少しだけお待ちください!

走れメロス (角川文庫) [ 太宰 治 ]
価格:398円(税込、送料無料) (2021/1/28時点)



チケットを受け取った人、出てきてください!本日の日没まで待ちます!