ロシアに暮らすヤロスラフさんは、ウッディと名づけられたキツネの飼い主。ウッディはかつて毛皮農場で飼育されていたキツネで、ヤロスラフさんは農場から彼を引き取ったのだとか。

View this post on Instagram

A post shared by ↟ Woody & Feki ↟ (@woody_the_fox)

<boredpanda>によると、ヤロスラフさんがウッディと出会ったのは5年前のこと。ある日毛皮農場に足を踏み入れたヤロスラフさんは、ウッディを目にした瞬間「この子を毛皮にさせるわけにはいかない」と思ったそう。

彼を引き取りたいと申し出たものの、話し合いは一筋縄ではいかず、農場主はウッディが“商品化”された場合と同等の金額を支払うことを要求してきたため、ヤロスラフさんは迷わずお金を支払い、ウッディを農場から連れ帰ったそうです。

View this post on Instagram

A post shared by ↟ Woody & Feki ↟ (@woody_the_fox)

人間に優しくされたことがなく、また、突然の環境の変化にも驚いたのか、最初は殻に閉じこもっていたというウッディ。しかし1週間ほど経つと、徐々にコミュニケーションが取れるように。

一方で、ウッディが何らかの病気を持っている可能性もあったため、最初の1カ月は隔離生活を送らせ、その後ウッディ用の小屋を作って、彼が過ごしやすい環境を整えたというヤロスラフさん。

ウッディはあちこちに穴を掘って遊ぶ非常にやんちゃなキツネでしたが、毛皮農場で育った彼が、森の中で生きていくのは難しい――そう判断したと、ヤロスラフさんは述べています。

View this post on Instagram

A post shared by ↟ Woody & Feki ↟ (@woody_the_fox)

View this post on Instagram

A post shared by ↟ Woody & Feki ↟ (@woody_the_fox)

こうして現在、ウッディは毎日たくさんのご飯を食べ、ヤロスラフさんの最高の友として幸せな毎日を送っています。

とはいえ、キツネは本来野生動物であり、ペットには向かない生き物。ウッディは人懐こい性格に育ちましたが、それでも飼育は簡単ではなく、ヤロスラフさんによると「言うことを聞かない犬と猫が合体した動物を飼っているような感じ」とのこと。

View this post on Instagram

A post shared by ↟ Woody & Feki ↟ (@woody_the_fox)

View this post on Instagram

A post shared by ↟ Woody & Feki ↟ (@woody_the_fox)

「グッチ」や「アルマーニ」、「ヴェルサーチェ」など、多くのブランドが毛皮使用の廃止を宣言している昨今。

生き生きと暮らすウッディの姿を通じて、果たして毛皮は本当に必要なのか、また、野生動物たちが本来の場所で幸せに生きていくために、私たち人間にできることは何なのか――今一度、しっかりと考えていきたいですね。

View this post on Instagram

A post shared by ↟ Woody & Feki ↟ (@woody_the_fox)