なぜ久保建英が“40名”にも残れない? ゴールデンボーイ賞の候補に疑問も
伊『TuttoSport』が主催する「ゴールデンボーイ賞」とは、欧州でプレイする最優秀若手選手に贈られる個人タイトルだ。
21歳以下の選手に贈られるこのタイトルは、過去にウェイン・ルーニーやリオネル・メッシ、マリオ・ゲッツェ、ポール・ポグバらが獲得しており、2019年は現アトレティコ・マドリードFWジョアン・フェリックスが受賞するなど、若手にとって登竜門ともいえるタイトルだ。
有力候補とされるバイエルンDFアルフォンソ・デイビス、バルセロナFWアンス・ファティ、ドルトムントFWジェイドン・サンチョ、FWアーリング・ハーランド、マンチェスター・ユナイテッドFWメイソン・グリーンウッド、マンチェスター・シティMFフィル・フォデン、レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスなど錚々たるメンバーが40名に入っているのだが、ここに久保は残ることができなかったのだ。
まだ彼らとは差があるとの評価なのかもしれないが、スペイン『Defensa Central』はこの結果に疑問を抱いている。
レアルからレンタル移籍に出ている選手では、ドルトムントにレンタル移籍しているMFレイニエル・ジェズスも40名の候補から外れている。同メディアはこの判断こそ納得しているが、久保の脱落には納得していないのだ。
久保は昨季マジョルカで壮大なシーズンを過ごしたと評価されており、40名の候補には残るべきだったとの考えだ。マジョルカは降格してしまったものの、久保個人の働きはもっと評価されるべきだったかもしれない。
この40名にはウォルバーハンプトンに移籍したFWファビオ・シウバ、サンテティエンヌMFアディル・アウシシュ、マルセイユFWマルレー・アケ、ニースFWアミーヌ・グイリ、リヴァプールDFネコ・ウィリアムズらも残っているが、彼らが昨季の久保よりハイパフォーマンスを披露したかと問われれば微妙なところだろう。
19歳の久保にはまだ同賞を狙うチャンスが残されているが、今季レンタル先のビジャレアルで評価をさらに伸ばせるのか。個人タイトルにこだわりすぎる必要はないが、久保ならばゴールデンボーイ賞を狙うチャンスもあるはず。今季のさらなるハイパフォーマンスに期待だ。
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