実戦デビューを果たしたMF久保建英

写真拡大

 ビジャレアルに期限付き移籍したMF久保建英が23日、カルタヘナ(スペイン2部)とのプレシーズンマッチで途中出場し、新天地での実戦デビューを果たした。

 今季からウナイ・エメリ新監督が率いるビジャレアルは前半を2-1で終えると、後半開始から11人全員を交代。背番号16を着けてトップ下に入った久保は、カットインからのシュートやドリブル突破、クロスなどで見せ場を作ったが、ゴールには絡めず。チームは1点を追加し、3-1で勝利を収めた。

 スペイン『アス』は久保について「控えめなデビュー」と振り返り、「多くのカメラマンやいくつかの日本メディアから注目された久保は、後半から出場した。日本人は才能の片りんを示したが、彼にはそれ以上のことが期待されていた」とレポートしている。

 また、スペイン『マルカ』は「エメリのビジャレアルは力強い勝利でスタートを切った。イエローチームはパレホ、コクラン、久保の新しいスター3人をデビューさせ、ストライカーのアルカセルとジェラール・モレーノが輝いていた。今季の壮大なプロジェクトのために、間違いなく良いスタートを切ることができた」とチームを評価した。

 さらに、久保らが登場した後半の戦いに関しては「後半はエメリ監督がチーム全体を入れ替え、今季のビジャレアルのベンチの奥行きがぞっとするようなものになることを明らかにした。久保がデビューし、アルカセル、イボラ、3点目をアシストしたペドラサが輝いていた」と、層の厚さを強調している。

 ビジャレアルは25日にもプレシーズンマッチを実施。対戦相手はテネリフェ(スペイン2部)となっている。