契約延長交渉が進展しないMF鎌田大地、問題は金銭面? 地元紙は代理人次第と指摘

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フランクフルトの日本代表MF鎌田大地(24)の契約延長交渉がなかなか進展していないようだ。ドイツ『フランクフルター・ルントシャウ』が伝えた。

2017年7月にサガン鳥栖から加入した鎌田。しかし、1年目は出場機会があまり得られず、公式戦4試合の出場に留まっていた。

2018-19シーズンはベルギーのシント=トロイデンに移籍すると、持ち前の攻撃センスが開花。ジュピラー・プロ・リーグでは24試合で12ゴール2アシストを記録。公式戦でも36試合で16ゴール9アシストを記録し、フランクフルトへ復帰していた。

2019-20シーズンは開幕から出場機会を得ると、攻撃陣の一角として機能。特に中断期間明けは出色の出来をみせ、ブンデスリーガで28試合に出場し2ゴール6アシスト、ヨーロッパリーグでも10試合で6ゴール2アシストを記録した。

アディ・ヒュッター監督は鎌田への信頼も厚く、新シーズンも攻撃の軸として考えている一方で、鎌田とフランクフルトの契約は2021年6月までとなっており、契約延長について交渉が続けられている。

フランクフルト側は、2017年に250万ユーロ(約3億15000万円)で獲得した鎌田に対し、長期契約を提示。しかし、未だに契約延長の話は出ていない。

『フランクフルター・ルントシャウ』によると、鎌田との交渉が進まない理由は、金銭とのこと。クラブの今後の方向性やチームの問題ではないとしている。

さらに、『フランクフルター・ルントシャウ』はこの金銭面の問題は、鎌田の代理人を務めるロベルト佃氏がカギを握っていると指摘。日本代表DF長友佑都やビジャレアルへ移籍した日本代表MF久保建英らヨーロッパでプレーする日本人選手を多く顧客に持っているが、ポーカーゲームを行なっているとしている。

仮に契約延長で合意に至らない場合は、フランクフルトは今夏の移籍市場で鎌田を売りに出すことを考えているとのこと。1年後にフリーで移籍されることは望んでおらず、破談となれば移籍が加速するとのことだ。