レアル・サラゴサMF香川真司【写真:Getty Images】

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香川がサラゴサで昇格プレーオフを控えるも…「大量感染がプレーオフを混乱に陥れている」

 MF香川真司の所属するレアル・サラゴサは今季リーガ・エスパニョーラ2部を3位で終え、昇格プレーオフに臨むことが決定しているが、海外メディアは「元ドルトムントの香川が昇格に向けサラゴサでプレーしているが、コロナの大量感染がプレーオフを混乱に陥れている」と取り上げている。

 今季サラゴサに加入した香川は、スペイン初挑戦のシーズンでリーグ戦31試合4ゴールを記録。チームはシーズン終盤で失速し、自動昇格圏から転落したものの、3位でフィニッシュし昇格プレーオフに望みをつないでいる。一方、20日に予定されていた最終節のデポルティボ対フエンラブラダの一戦が、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期となっていたが、現地時間26日に中止が発表された。

 これによりフエンラブラダの順位は8位で確定したため、サラゴサは6位エルチェとの対戦が決定した。しかし、ドイツ紙「ルール・ナハリヒテン」は「コロナでプレーオフが大混乱」と見出しを打ち、「サラゴサの昇格に向け元ドルトムントの香川が挑むが、コロナの大量感染がプレーオフを混乱に陥れている」と取り上げている。

「香川の1部昇格の大きな夢はまもなく現実になるかもしれない。ドルトムントのかつての人気者はスペインリーグの最高位へと目指す。しかし、競合していたフエンラブラダに28人の感染者が出たことで、スケジュールが本当にめちゃくちゃになった」

 最終節が延期されていたなかでフエンラブラダの関係者に28人もの感染者が出たため、プレーオフの日程にも大きな影響をもたらすことになったが、香川は無事に1部昇格の夢を叶えることができるのだろうか。(Football ZONE web編集部)