フル出場で勝利に貢献した吉田。 (C)Getty Images

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 現地時間7月15日にセリエAの第33節が行なわれ、日本代表DF吉田麻也が所属するサンプドリアはカリアリと対戦し、3-0で勝利した。

 吉田はCBで先発出場し、勝利に貢献。そのプレーぶりをイタリア・メディアは軒並み高く評価しており、『TUTTOmercatoWEB』と『SPORT MEDIASET』は採点で、ともに10点満点中「7」の高評価を与えている。

 前者は寸評で「シンプルに、ゴール前の壁だった。ヨシダの壁。カリアリのプレーヤーは距離のあるシュートを打つことしか許されなかった」とその存在感を称賛。後者も「ゴール前でプレーを”クロージング”させる役割を担っていた」と称えている。
 
 また、現地局『Genova24』は、「カリアリはボールポゼッションで勝るシーンでも、サンプドリア守備陣がスペースをうまくカバーし、まともにチャンスを作ることができなかった。ヨシダは決定的なシュートブロックで、クリーンシートに貢献した」としている。

 サンプドリアはこの勝利で勝点を38に伸ばし、残り5試合で自動降格圏18位レッチェとの差は9ポイント差に広がった。

 次節はアウェーでパルマと対戦する。サンプドリアにとって最大のミッションである1部残留をより確かなものにするため、吉田らの奮起に期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部