海外への渡航が難しい今、せめて各国の味で旅気分を味わいたいもの。そこで、マレーシア通の古川音さんに簡単にできるマレーシアごはんのレシピを教えていただきました!

 マレーシアで人気のお菓子、バナナケーキ。完熟バナナを使い、濃厚な甘い香りが特徴。食感はしっとりタイプです。

リピート必須。簡単に作れるバナナケーキ

外側はカリッと香ばしく、中はしっとり。レシピはジジさんに教えてもらいました。

 実は私、工程の多いお菓子作りは失敗が多くて……。でも、このバナナケーキは泡だて器を使わない簡単レシピで、こんな私でもおいしく作れます。

おもな材料は、バナナ、卵、サラダ油、ベーキングパウダー、重曹、小麦粉、砂糖。バナナは茶色の斑点が出るくらい完熟したものがいい。

■材料 パウンドケーキ型 20センチ程度(調理時間90分)

・小麦粉:200グラム
・ベーキングパウダー:小さじ1と1/2
・重曹:小さじ1
・塩:ひとつまみ
・バター:適量

[A]
・完熟バナナ:4本 ※サイズはお好み。大きいものを使うと、よりしっとりする
・砂糖:100グラム
・卵:3個
・サラダ油:150グラム
・ヨーグルト:大さじ1
・レモン汁:大さじ1

■作り方

(1) バナナを適度にカットしたら、[A]の材料をすべてミキサーに入れ、ペースト状にして、大きめのボウルにうつす。

バナナがなめらかなペースト状になるまで。

大きめのボウルにうつす。

(2) 別のボウルで小麦粉、ベーキングパウダー、重曹、塩を混ぜたら、ふるいにかける。この粉を(1)のボウルに少しずつ加え、ゴムべらを使って、さっくり混ぜる。

ゴムべらで“の”の字を書くようにやさしく動かす。すると、粉の粒が徐々に小さく分かれていき、生地になじんでいく。

(3) 全体が混ざったら、バターを塗った型に流し入れる。

型をトントンと軽くテーブルに落として空気を抜く。

(4) 170℃のオーブンで40分。140℃に下げて、さらに30分ほど焼けば、できあがり。

日持ちは冷蔵庫で1週間程度。

 このバナナケーキ、マレー半島の南部に位置するマラッカが、ポルトガルやオランダの植民地下にあった時代にうまれたもので、つまり、西洋菓子由来のスイーツ。

 それがバナナ原産の地でもある、バナナ天国のマレーシアで定着したようです。

 ちなみに、庭にバナナの木がある友人いわく、収穫期は家族だけでは食べきれないほどたくさん実るので、近所のモスクに寄付していたそう。

 型を変えれば、カップケーキにもなります。

マレーシアで人気の甘い練乳入りミルクティー「テタレ」を合わせてみては。

マレーシアごはんの会 
古川 音(ふるかわ おと)

「マレーシアごはんの会」にて、マレーシア料理店とコラボしたイベント、マレーシア人シェフに習う料理教室を企画・開催。クアラルンプールに4年滞在した経験をもつ。近著は『マレーシア 地元で愛される名物食堂』(ダイヤモンド社)。
オフィシャルサイト http://malaysianfood.org/

文・撮影=古川音(マレーシアごはんの会)