デミ・ロヴァート
 2018年7月、薬物の過剰摂取により、危うく命を落としそうになった歌手デミ・ロヴァート。かつて依存していた薬とお酒をきっぱりやめ、問題を克服したとファンに報告した矢先の出来事だった。

 日本でも大ブームとなった映画“アナ雪”の主題歌『レット・イット・ゴー』を力強く歌い、多くの人に勇気を与えたデミ。再び薬物に手を染めてしまうほど、自分を追い詰めたものとは一体何だったのだろうか。

◆完全に“その罠”にはまっていた

 2018年3月には「薬とお酒をやめて6年」が経過し、すっかりシラフに戻ったことをファンに報告していたデミ。ところがそのわずか4か月後、薬物を過剰摂取して病院に救急搬送された。

 薬やアルコールの問題を克服したと思われていた矢先の出来事に大きな衝撃が広がったが、そんな当時の状況について、このたびデミが語った。

 ありのままの体型を認める価値観を広める「ボディアクティビスト」として活躍し、プラスサイズモデルの先駆者でもあるアシュリー・グラハムのポッドキャスト『プリティ・ビッグ・ディール』に出演したデミ。薬物使用と縁を切るためにリハビリ治療を受けたものの、当時は摂食障害により自分を追い詰めてしまっていたのだという。努力の末、悪癖から足を洗ったが、自身の見かけを気にしたことでまた逆戻りしてしまったと明かしている。

「ワークアウトや過酷なダイエットで自分を追い詰めることに疲れてしまったの。その前の数年間は、摂食障害から回復しているかと思っていたのに、実際にはまた完全にその罠にはまっていた」

「一定の見た目を求める人たちに囲まれていると余計に大変。私はまさにその状況にあって、ただ自分を追い詰めてた。実際は回復していないのに回復したと思って、その偽りの中で生き、自分に嘘をついて世界には自分が幸せだと伝えようとしていたことが、まさにあの頃に起こった全てのことの原因となったんだと思う」

◆自分の体を受け入れるまでの道のりを知ってほしい

 救急搬送されるほど薬物を過剰摂取した要因が、摂食障害にあったと明かしたデミ。その会話の様子を18日(火)にインスタグラムに公開したアシュリーは、デミの強さとオープンさを称賛した。

「デミ・ロヴァートを友人と呼べることをとても誇りに思う。今日の『プリティ・ビッグ・ディール』で見せてくれた彼女の強さとオープンさに敬意を表したい。彼女の信念、英知、そして新たな発見。それらが、自らを癒すために一度足を止め、問題にけじめをつけられる状況に自身を導いた。そこには私たち誰もが学べることがある。彼女のキャリアの次の章がとても楽しみ。彼女はついに自分らしくなれたから、それは最高のものになるはず」

 一方のデミも「私の信念や境界線、自分の体を受け入れるまでの道のりについて、そしてこれからの未来について打ち明けさせてくれたアシュリーに感謝するわ。すごく正直でリアルな会話が出来た。みんなに見たり聞いたりしてもらえるのが待ちきれない」とコメントしている。

 アナ雪主題歌の作曲者は以前、デミを起用していた理由をこう語っていた。

「彼女は暗い過去を隠すことなく明かし、それはエルサのものと相似していた。そのような過去や恐れから開放され、自分の力と共に前進するというのが、エルサの成長であったわけだしね」

 最近では、グラミー賞やアメリカンフットボール(NFL)の優勝決定戦「スーパーボウル」で圧巻の歌声を披露し、完全復活したと話題のデミ。再び自分を追い詰めることなく、ゆっくりと前進していってほしい。

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>