雪代縁を追う斎藤一
 - (C) 和月伸宏/集英社 (C) 2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

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 江口洋介が今夏公開される実写映画『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』で、斎藤一役を続投することが明らかになった。

 元新選組三番隊組長として最大の宿敵である緋村剣心(佐藤健)と共に幕末の動乱を生き抜いた斎藤は、明治という新しい時代を迎え、警官となり、「悪・即・斬」の正義を信念に持つ男。剣心との因縁が残るまま、新時代で別々の道を歩み始めるが、新たな脅威を前に再び剣心と共に戦いに身を投じていく。

 時には剣心のライバル、時には剣心の頼もしい仲間として刀を振るってきた斎藤役で、2012年に公開された第1作からシリーズ全てに出演してきた江口は「同じ役を長年やり続けるということはそうないことなのでとても光栄です」と喜びのコメント。

 「その反面、今まで作り上げてきたキャラクターだからこそ逃れられないですし、自由にはできないところが大変でもありましたね。特に、今回は撮影に半年以上掛かり、その間はずっと緊張感を維持しなければいけないので苦労しました」というが、「撮影したこの画が全て繋がっていくと思うと、これはとんでもない映画になるなと確信しました(笑)」と手応えをのぞかせた。

 原作の「人誅(じんちゅう)編」がベースになるシリーズ最終章は、先日、新田真剣佑が演じることが発表されたシリーズ最恐の敵・雪代縁(えにし)との戦いを描く『るろうに剣心 最終章 The Final』(7月3日公開)と、剣心の頬に刻まれた十字傷の謎に迫る『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(8月7日公開)の2作。

 その両方に出演する江口は「かなりエネルギーを使いました。それは『The Final』と『The Beginning』はストーリーや時代が全く違うので、セリフの言い回しやトーンも変わってきます」と苦労も多かったようだが、「幕末から明治という新時代になり、剣心や斎藤も世の中の流れとともに変化する様は見所です。その振り幅は、2作品を続けて観ると相当な見応えがあると思います」とアピールした。

 今回、江口の出演発表と併せて、縁を列車の中で探索する斎藤一を捉えた場面写真も公開された。(編集部・中山雄一朗)