2020年飛躍の予感!18歳シンネルが初の対トップ10勝利を飾る

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「ATP500 ロッテルダム」(オランダ・ロッテルダム/2月10日〜16日/室内ハードコート)の大会4日目。男子シングルス2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界79位のヤニク・シンネル(イタリア)が、世界10位のダビド・ゴファン(ベルギー)と対戦。シンネルが7-6(7)、7-5で勝利し、初の対トップ10勝利を飾った。

ATP(男子プロテニス協会)によると、シンネルは「とても今気持ち良い」「彼とのプレーは簡単ではなかった。彼はとても堅実で、ときどきウィナーを狙ったり、リズムを変えてきた」と語っている。


シンネルは、昨年の21歳以下のトップ8によるツアー最終戦「Next Gen ATPファイナルズ」の優勝者。その時の決勝では、当時世界18位のアレックス・デミノー(オーストラリア)を破っていた。シンネルは、2019年1月7日付け世界ランキングでは553位、ATPツアーの一つ下のチャレンジャー大会どころか、もう一つ下のカテゴリの大会を主戦場にしていた選手だった。それが2月のチャレンジャー大会で優勝し300位台へ、4月にもチャレンジャー大会で準優勝し200位台へ、7月末からのチャレンジャー大会で優勝し150位以内へと、どんどん成長。


10月の「ATP250 アントワープ」では、当時世界13位のガエル・モンフィス(フランス)を破るなどしてベスト4へ進出。10月末にはついにトップ100入りし、現在世界79位にまでランキングを上げている。


そのシンネルの準々決勝の相手は、世界30位のパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)。第6シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)をフルセットの末破っている。


シンネルはカレーニョ ブスタについて「彼に勝つのは難しい。彼のことをもっと知る必要がある。とても堅実なプレーヤーであるバウティスタ アグートを破ったのだから、簡単な試合にはならないだろう」と語っている。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」でのシンネル
(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)