脈アリだった“ハイスぺ男性”に告白スルーされ…理由にトホホ
 バレンタインに好きな人へプレゼントをして、ホワイトデーにお返しがあったら、誰もが期待してしまいますよね。

「私は、ホワイトデーが幸福の絶頂で、その後はもう天国から地獄ですよ……」

◆飲み会で知り合った法律事務所勤務の男性

 今にも泣き出しそうになりながら、口を開いた会社員の友里さん(仮名・23歳)。いったい、どういうことなのでしょうか。

「好きになった男性、藤田さん(仮名・35歳)とは、昨年、友人が開催した飲み会で知り合いました。藤田さんは法律事務所で働いているとのことで、見た目からして知的な印象。当時は新卒で社会人になったばかりの私にとっては、大先輩、という感じで、最初は話しづらかったです。でも、いざ話してみると、気さくでとてもいい人で、趣味も合うし、住んでいるところもたまたま近かったんです。すっかり意気投合し、連絡先を交換して、飲み会後も、ちょくちょく2人で食事に行く関係になりました」

 2人で会う機会が増えていくうちに、藤田さんに惹かれている自分に気が付いたという友里さん。

◆チョコのお返しは、行きたかったお店でのデート

「藤田さんに彼女や奥さんがいないことは聞いていたので、バレンタインの日に、おもいきってデートに誘ってみたんです。そうしたら、OKしてくれて。平日だったので、お互いの仕事終わりに待ち合わせし、食事をして、チョコを渡しました。手作りだから重たいかなとも思ったのですが、その日別れてすぐに、藤田さんから『チョコ、本当にありがとう。すごくうれしかったよ』とLINEが来たんです」

 これはもしかしたら脈アリかも、と思ったという友里さん。そして、藤田さんが脈アリであることを、ホワイトデーに確信します。

「『3月14日に、どうしても会いたい』と藤田さんからLINEがあって。もちろん会うことにしたのですが、当日、前から行きたいと私が言っていたお店を、予約していてくれていたんです。おまけに、恥ずかしそうに『これ、ほんのお返しの気持ち』とお返しを差し出され、私も照れながら受け取りました」

 しかも、あとで開けてみたところ、なんと有名ブランドのネックレスだったそう。友里さんが勘違いしてしまう種はそれだけではありませんでした。

◆「そろそろ真剣な恋愛がしたいな…」

「食事中も、『そろそろ真剣な恋愛がしたいな』と藤田さんが言ったので、『私とかどうですか』と言うと、『……うん、それも考えてる』と、またもや恥ずかしそうに言われたんです。これで脈アリだと思うな、というほうが無理ですよね」

 そこで、2人の関係性をハッキリとさせたいと感じた友里さんは、藤田さんを食事に誘い、そこで改めて告白することにしました。

「ストレートに『私と付き合ってください!』と言ったんです。もちろん、めちゃくちゃ緊張はしましたが、正直、いけるだろうなと思いながらの告白でした。ところがなんと、『えっ、俺? それはないよ。〇〇(飲み会のほかの参加者)のほうがよくない?』と、あっさりかわされてしまって。
 あまりのショックに、つけていったネックレスを見せて、『じゃあ、このお返しはなんだったんですか?』と、おもわず聞いてしまいました。藤田さんはあからさまに困った表情をすると、『まあ、とりあえず今日は解散しよう』と言って、逃げるように帰っていきました……」

◆実は、まだアルバイトだった

 その後は、友里さんが藤田さんにLINEをしても、「俺はいつでも食事とかは行けるよ」と、告白についてはスルーされているような内容しか返ってこなくなったそうです。

「訳がわからなくて、藤田さんのことを知る人たちに、ありのままの状況を相談したんです。すると、『藤田はやめておいたほうがいいよ。あいつ、大学生時代から、司法試験にずっと落ち続けているのに、今も弁護士の道を諦めてないみたいだから』と言われました。その流れで初めて知ったのですが、藤田さんは法律事務所で働いているといっても、弁護士や司法書士ではなく、アルバイトだったんです。

 弁護士を目指し続けることは悪いことではないですし、アルバイトだったこと自体はともかく、藤田さんからは有資格者だと聞いていたので、ショックでした。みんなの話をまとめると、『藤田はモテるんだけど、いざ付き合う段階になると、立場的に引け目があるのか、毎回ダメになってるよ』ということでした……。私も、いざという段階でダメになった一人ということですね」

 探りを入れるために、友里さんが藤田さんに「司法試験を受けるんですか?」とLINEしたら、ブロックされてしまったのだとか。

「ホワイトデーに夢を見るよりも、好きな人のありのままの気持ちが知りたかったです」

 寂しそうに笑って、話を終えた友里さん。その首元には、藤田さんにもらったのであろう、ネックレスが輝いていました。藤田さんのほうも、友里さんを騙すつもりではなかったのでしょうから、なんだかやりきれない話ですね。

―シリーズ「冬の恋愛悲喜こもごも」―

<文/女子SPA!編集部 イラスト/やましたともこ>

【女子SPA!編集部】
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