李富真氏(左)と任佑宰氏(コラージュ)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国・サムスン電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長の長女、李富真(イ・ブジン)ホテル新羅社長と任佑宰(イム・ウジェ)元サムスン電機常任顧問の離婚訴訟の控訴審で、ソウル高裁は26日、離婚を認め、李富真氏に対し任氏におよそ141億ウォン(約12億7000万円)の財産分与を命じる判決を言い渡した。子どもの親権者、養育者には一審判決と同じく李氏を指定。任氏には子どもとの面会交流を認めた。

 李氏と任氏は1999年に結婚。財閥令嬢と平社員が交際を経てゴールインし、大きな話題を集めた。

 2人の離婚訴訟は李氏が2015年2月、任氏を相手取り離婚と息子の親権者指定を求め水原地裁城南支部に起こして以降、管轄裁判所を変え4年以上続いている。

 一審は16年1月、李氏の訴えを受け入れ離婚を認め、李氏の親権と養育権を認定した。任氏はこれを不服として控訴する一方、ソウル家裁に財産分与と離婚を求める訴訟を起こした。李氏と最後に同居した住所がソウルであるため、裁判の管轄権は水原地裁ではなくソウル家裁にあると主張した。

 これに対し水原地裁は、城南支部には管轄権がないとして一審を破棄し、訴訟をソウル家裁に移した。ソウル家裁は17年7月、2人の離婚を認め、子どもの親権者、養育者として李氏を指定する判決を言い渡し、任氏がこれを不服として控訴していた。