クリエイティブ・アーツ・エミー賞の授賞式にて 「クィア・アイ」ファブ5のメンバー
 - Paul Archuleta / FilmMagic / Getty Images

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 美術や撮影などの技術系の賞や、ゲスト、キャスティングをたたえるクリエイティブ・アーツ・エミー賞が発表され、「クィア・アイ」「ゲーム・オブ・スローンズ」「マーベラス・ミセス・メイゼル」などが受賞を果たした。

 日本を舞台にしたスペシャルシーズンが11月1日から配信されるNetflix番組「クィア・アイ」は、構成、キャスト、監督賞などリアリティー番組部門で複数の賞を獲得。美容担当で知られるジョナサン・ヴァン・ネスは、ミニ丈の黒のストラップレス胴着にミントグリーンの大きなリボンを後ろにつけ授賞式のレッドカーペットを沸かせた。

 生放送のバラエティー部門では、97歳のノーマン・リアが「Live in Front of a Studio Audience: Norman Lear’s ‘All in the Family’ and ‘The Jeffersons'」で受賞を果たし、エミー賞の最年長受賞者の記録を塗り替えた。また、今年2月にアカデミー賞を受賞したロッククライミングのドキュメンタリー作品『フリーソロ』はエミー賞候補の資格も持っており、最優秀ノンフィクション番組などを含む7部門で見事に賞を獲得している。

 シリーズが終了した「ゲーム・オブ・スローンズ」はキャスト、衣装、ヘアメイクなどで最多となる10部門で受賞。コメディー部門のゲスト出演賞では、「マーベラス・ミセス・メイゼル」のジェーン・リンチが女優賞を手にし、異なる4作品で4度目の受賞という快挙を達成。コメディー部門ゲスト出演男優賞も同ドラマのルーク・カービーに贈られた。コメディー部門のゲスト出演賞は、「サタデー・ナイト・ライブ」の数多くの司会者、ゲスト出演者などが候補となっているため男優賞、女優賞共にほかの作品が受賞するのは異例のカテゴリーとして知られている。

 近藤麻理恵のNetflix番組「KonMari 〜人生がときめく片づけの魔法〜」は残念ながら受賞には至らなかったが、近藤は授賞式でプレゼンターを務めた。(澤田理沙)