「唯一無二の選手」とメッシを称賛【写真:Getty Images】

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メッシは今季も華麗なゴールを量産中も「我々はそれほど驚くことはない」

 バルセロナのスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツは、同クラブで長きにわたってアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのプレーを間近で見てきた。

 “史上最高”と称賛されるスーパースターを「唯一無二の選手」と語ったブスケッツは、キャプテンとして戦うメッシとともにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げたいと語った。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 バルセロナの育成組織「ラ・マシア」出身のブスケッツは、2008-09シーズンにトップチームデビュー。それから11シーズンの間、メッシらと共闘し、CL制覇3回、リーガ・エスパニョーラ優勝7回など数々のトロフィーを獲得してきた。そして今季もリーグでは首位を快走、スペイン国王杯では決勝進出、CLで8強と3冠獲得の可能性を残している。

 そんな数々の栄冠に彩られたブスケッツだが、毎日メッシと練習できることは「とても幸運なこと」だとし、天才ストライカーの生み出すゴールについてこう明かしている。

「彼とはこれまで11年間過ごしてきた。我々は(彼のゴールに)それほど驚くことはない。なぜなら、私たちが練習で見たことのないゴールを、彼がピッチで決めたことはないからだ。前のシーズンで決めたゴールの再現もしている。唯一無二の選手だよ」

 トップチームでデビューして以降、中盤の要として常にメッシを後方から支えてきたブスケッツ。メッシが“シャイなティーンエージャー”から、“クラブのキャプテン”へと成長する姿を間近で見てきた。だからこそ、昨夏のプレシーズンマッチ後にメッシが、今季のクラブの最優先目標が“CL制覇”であると言ったことが印象に残っているという。

「彼があんなことを言うとは、私たちは思ってもみなかった。だが、もちろん、どんなクラブだってCLで良い結果を得たいと思うだろう? なぜなら、(欧州サッカー界で)存在するなかで最も誉れの高いトロフィーだし、私たちは何年も遠ざかっているからね」

 バルセロナが最後にCLを制したのは、3冠を達成した14-15シーズンのこと。わずか4年前の出来事だが、その後は3シーズン連続でベスト8敗退に終わり、代わって永遠のライバルであるレアル・マドリードに前人未到のCL3連覇を達成されるという悔しさを味わった。31歳となったメッシは今季、リーガで26試合33得点、CLでも6試合8得点とゴールラッシュを見せている。ブスケッツも30歳と円熟の域に達するなか、今年こそ欧州王座奪還を果たすべき時だと感じているようだ。(Football ZONE web編集部)