ハビエル・フェルナンデス【写真:Getty Images】

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銅メダルのスペインの英雄、3月の世界選手権欠場を表明…母国メディアが報じる

 平昌五輪でフィギュアスケート男子シングル銅メダルを獲得したハビエル・フェルナンデス(スペイン)が3月にイタリア・ミラノで行われる世界選手権を欠場する意向を表明した。スペインメディア「ラジオ・マルカ」などで語ったもの。

 母国にフィギュア界初のメダルをもたらしたフェルナンデスが、過去に2度優勝している世界選手権の出場を回避する方針を明らかにした。

「世界選手権には出場しません。今日決めたことです。コーチとも話しました。欧州選手権に集中力を高めてきて、五輪のために凄まじいほどにハードなトレーニングを積んできました」

 記事によると、本人は理由をこう明かしたという。1月の欧州選手権で6連覇を果たし、今大会に照準を合わせてきたことから、欠場の方針を固めたようだ。母国にフィギュア界初のメダルをもたらした今大会は掛け替えのない経験だったという。

「自分たちとしては素晴らしい五輪だったと思っている。ハッピーだし、素晴らしい余韻と感覚を止めておきたいんだよ」と語ったことを紹介している。今大会は同じブライアン・オーサー氏の下で練習する羽生結弦(ANA)が66年ぶり連覇を達成し、演技後に銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)とリンクサイドで称え合うスポーツマンシップも話題を呼んでいた。

 記事では「もし、メダルを獲得できなければ、出場していただろうね」とも話したフェルナンデス。まずは激闘のシーズンを戦った体を休めることになる。(THE ANSWER編集部)