残り1枠の自動昇格争いは3チームに絞られる!ダービー制した徳島がPO圏内浮上!《J2》

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▽5日、明治安田生命J2リーグ第40節の11試合が各地で開催された。

▽ニンジニアスタジアムで行われた16位の愛媛FC(勝ち点49)と、7位の徳島ヴォルティス(勝ち点61)の四国ダービーは、3-1で徳島が勝利した。試合は19分、前川のパスを渡がスルー。これを収めた山崎がボックス内にボールを落とし、走り込んだ渡が右足でシュートを放ち、GKパク・ソンスの手を弾いてゴールに吸い込まれた。

▽1-0でリードして試合を折り返した徳島は50分、中盤でパスカットした山崎がドリブルを開始。敵陣中央からボックス内に侵攻して左足でゴールネットを揺らした。75分にも杉本のゴールでリードを3点に広げた徳島。対する愛媛FCは82分に有田が1点を返したが、反撃はここまで。徳島が3試合ぶりの白星を手にした。さらに、6位の東京ヴェルディ(勝ち点64)が、21位のレノファ山口FC(勝ち点31)に敗れたため、得失点の差で徳島がPO圏内に浮上した。

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▽シティライトスタジアムで行われた12位のファジアーノ岡山(勝ち点53)と、3位の名古屋グランパス(勝ち点69)の一戦は、1-0で名古屋が勝利した。試合は37分に名古屋が先制する。左サイドでのパスワークからボックス左に侵攻した佐藤がグラウンダーのパス。ボックスやや左に走り込んだ青木が右足アウトサイドで合わせてニアサイドに押し込んだ。

▽先制を許した岡山は64分、ボックス手前やや右でFKを獲得。これをパク・ヒョンジンが左足で直接狙うが、GK武田にキャッチされる。さらに85分、パク・ヒョンジンのクロスがボックス内で混戦になると、赤嶺が左足でシュート。これがゴール右へと外れてしまい、青木のゴールを守り切った名古屋が7戦無敗を継続した。しかし、2位のV・ファーレン長崎(勝ち点71)が、11位の水戸ホーリーホック(勝ち点54)に勝利したため、順位は変動しなかった。

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▽4位のアビスパ福岡(勝ち点69)と、前節にJ2優勝とJ1昇格を手にした首位・湘南ベルマーレ(勝ち点81)の一戦は、2-1で福岡が勝利した。試合は27分に福岡が先制する。右サイドの駒野からのクロスを仲川が合わせるも、これはGK秋元がブロック。こぼれ球を山瀬が触り、最後はウェリントンが押し込んだ。

▽福岡が1点リードして迎えた後半、湘南が意地を見せる。59分、敵陣中央右でFKを獲得し、キッカーの下田がクロスを選択。ファーサイドのアンドレ・バイアが頭で折り返すと、最後は石川が流し込んだ。しかし、福岡は7分後、駒野のクロスのこぼれ球をボックス右で収めた石津がシュートフェイントで1人かわし、右足で勝ち越しゴールを奪った。このゴールを守り切った福岡が、J2王者の湘南に競り勝って4位をキープした。

▽その他の試合結果は以下の通り。

◆J2第40節

▽11/5(日)

水戸ホーリーホック 0-2 V・ファーレン長崎

横浜FC 2-0 ロアッソ熊本

ファジアーノ岡山 0-1 名古屋グランパス

ジェフユナイテッド千葉 2-1 FC町田ゼルビア

ツエーゲン金沢 1-1 FC岐阜

カマタマーレ讃岐 1-1 松本山雅FC

大分トリニータ 1-1 モンテディオ山形

東京ヴェルディ 1-2 レノファ山口FC

愛媛FC 1-3 徳島ヴォルティス

アビスパ福岡 2-1 湘南ベルマーレ

ザスパクサツ群馬 1-1 京都サンガF.C.