Photo by lillie kate(写真はイメージです)

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 7月10日に放送された『ビビット』(TBS系)において、お笑い芸人のカンニング竹山(46)が、現在離婚騒動の渦中にあるタレントの松居一代(60)と俳優の船越英一郎(56)についてコメントし話題になっている。

 松居は連日、ブログやSNS、動画投稿サイトのYoutubeで船越に対する告発を行っている。これについて竹山は「素敵なキャリアをお持ちじゃないですか」と前置きした上で、「このままやっちゃうと代表作がYouTubeになっちゃう。今でさえヒットユーチューバーですから」と、竹山なりの心配を見せた。

 松居の徹底的な船越への糾弾は、日に日に激しさを増している。また、船越を社会的に抹殺しようと言わんばかりの松居の勢いを、メディアでも連日報じている状態だ。特にネット上のニュースでは、時間単位で松居に関する新情報が更新されている時もある。

「松居はネットニュースの特性をうまく活用しています。自分でブログを更新していない間は、ネットニュースが内容や反響を伝えてくれますし、それで再びアクセス数が伸びます。そして再びブログ更新してという繰り返しです。ネットニュースを報じる側も、松居がネットで発信するため彼女の状況を追いやすい状態にあります。相乗効果でどんどん話題になるわけです」(芸能記者)

■松居報道の影に隠れてしまった男たち

 このように、連日芸能ニュースの話題を掻っ攫っている松居だが、それにより吹き飛ばされてしまったニュースで「ほっ」と胸をなでおろす芸能人も少なくないのではと記者は語る。

「まずはそれまで連日報じられていた、故・小林麻央さん(享年34)と夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)関連の話題です。麻央さんが亡くなって以降、連日麻央さん関連の追悼映像や海老蔵の動向が逐一報じられていました。ネットニュースでも、海老蔵のブログの様子を連日綴ったり、子ども2人を連れてディズニーランドに連れていく様子が『不謹慎だ』と炎上してしまう始末。こうした報道が沈静化したことに、海老蔵側はホッとしているかもしれません」(前出・芸能記者)

 また海老蔵とは別に、もう一人炎上を回避したとしてホッとしているのではと囁かれているのが、ゲスの極み乙女。のボーカルの川谷絵音(28)だ。

 川谷は3日に自身のTwitterで、「音楽をろくに聴きもせず適当な悪意を向けてくる人が多すぎるよ。文春の記者の人の方が熱心に曲聴いてたぞ」と投稿し、話題を集めていた。昨年1月にタレントのベッキー(33)との不倫をスクープされ、9月には当時未成年だったタレントと飲酒が発覚した川谷だが、今回ツイートにネットユーザーからは「何様なんだ?」「なぜツイッターに書くのか」「何も反省していない」という批判が殺到したようだ。しかし、この一件も芸能ニュースでも大きく報じられることはなく、川谷へのさらなる炎上は免れることができたようだ。

「ただ川谷からすると、これまでも炎上を餌にして注目してきた部分があります。もしかしたら自分がまた話題になるかもしれなかったのに、松居が一人で話題を持って行ったことになるため、ある意味損だったのかもしれません」(前出・記者)

 松居の無双状態が続いている現状で、川谷のように旨みのなさを感じている芸能人や関係者も多いのかもしれない。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。