幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみを綴っていこうと思います。

週末、長女は塾へ出かけてしまい、ひまだーひまだーと嘆く次女。じゃあちょっとクルマでお出かけしようか。ということで、小一時間ほどクルマを走らせ、ずっと行ってみたかったパン屋さんへ。


ベーコンエピ、山型の食パンにメロンパン、チャバタを連れて帰ってきました。

霧吹きひとつで、パンがまるで焼きたてのように!


霧吹きひとつで、パンがまるで焼きたてのように!わが家では、おいしくいただくためにトースターで少しだけ温め直します。そのとき、必ずしているのは少しだけ霧吹きで水分をプラスしてあげること。このひと手間で、ふんわりかりっと仕上がるんです。


温め直したパンは、カッティングボードにのせてテーブルへ。ペーパーナプキンを使えば、お皿を洗う手間がないし、ペーパーナプキンの色で簡単にテーブルをコーディネートすることができます。


そして食パンは、霧吹きで少しだけ水分をたしてあげたら、薄くスライスしたバターを全面にのせてオーブンへ。バターが溶けたかな?くらい、軽く焼き直します。


こうすると、ただバターを塗るだけよりも、バターがじゅわっとしみだすおいしさに! パンの柔らかさも存分に楽しめます。

ちょっとしたコツを覚えておくと、前の日に買ってきたパンも焼きたてに負けないくらい、おいしくなりますよ。簡単なので、ぜひお試しください。

【幸栄(ゆきえ)】
1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、 2010年から卵とバターを使わないパン教室、toiro を始める。著書に『「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本 (生活シリーズ)』(主婦と生活社刊)、『パウンド型で焼けるおいしい食パン』(家の光協会刊)、『あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり』(アノニマスタジオ刊)などがある。