6日放送、フジテレビ「スポーツジャングル」には、東京ヤクルトスワローズの二軍監督を務める高津臣吾氏がゲスト出演。チームの本拠地、神宮球場ならではの知られざる裏事情を明かした。

今季より二軍を指揮する高津氏だが、現役時代から交流があるという番組MC・浜田雅功は「監督をやるような人間じゃない」とキッパリ。高津氏も「まあ、そうですね」と苦笑いを浮かべた。

そんな高津氏のトークテーマは「いろいろ近すぎる神宮球場」というもの。その一つ目は、「駐車距離がメチャ近い」と切り出した。

「建物自体も古くて敷地も限られているのですごく狭い中でやってる。その中でも駐車場は選手が停めるスペースはあるんですけど、すごい狭い」という高津氏。球場の関係者用駐車場は、選手やスタッフの車ですぐに満杯になってしまうという。

駐車スペースが区切られているわけでもなく、敷地内に奥から詰めて停めていくため、必然的に一番奥に停めた車は最後まで出すことができず。同氏は「車がはけないと、その人は出れないので一番早く来て一番遅く帰る」と笑わせたが、「2階にしてくれとか、地下を掘ってくれとか、色々要望は出すんですけど敷地が神宮のもので簡単に“はい、そうですか”とはならない」といった事情も。

また「コーチ同士の距離がメチャ近い」という高津氏は「限られたスペースで頑張っているので選手ロッカーだったり、ウェイト場だったり、食事をするところだったりの中にコーチ室もあって、コーチ9人＋監督が作戦とかを話し合う場所なんですけど、そこがすごい狭い」と説明した。

コーチ室では、コーチ9人、1人あたり椅子1脚程度のスペースしかないため、「（野球選手は）体がでかいじゃないですか。僕の向かいは宮出（隆自）っていう193cmあるコーチ。普通に座っただけで膝が当たるんですよ。そんくらいの距離感」と嘆いたが、それでも「（狭いため）すぐクーラーが効く」といった利点もあるという。

その他にも、「ファンとの距離がメッチャ近い」という高津氏。ブルペンが球場内でオープンになっているため、丸見えになっている半面、ファンと近すぎるがゆえに「逆に（ファンが）喋ってる声も聞こえる。この人、お酒何杯目とかも分かるし。めちゃ酒臭い。酔っ払って野次る人は」などと語った。