イブラは過去に殺されかけていた?…元同僚が“ハサミ事件”の全容を激白

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 元エジプト代表FWアーメド・ミド・ホッサムが、アヤックス時代にチームメイトだったスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチ(マンチェスター・U)と喧嘩をした際に控え室でハサミを投げた事件について語った。イギリス紙『デイリーミラー』が12日付で報じている。

 “ハサミ事件”は2003年、フェイエノールト戦後のアヤックスの控え室で起こった。その試合でミドは自らが途中出場だったことに苛立っており、イブラヒモヴィッチは途中出場のミドからパスがこなかったことに腹を立てていた。控え室でミドがチームメイトを悪い様に罵った際、イブラヒモヴィッチがミドに言い返すと、ミドが逆上してハサミを投げつけたのだ。

 イブラヒモヴィッチは自伝で、「ミドがいきなりハサミを掴んで俺に勢いよく投げつけたのさ。奴はまじでイカれていたよ。ハサミは俺の頭の横をすり抜け、そのままコンクリートの壁に当たって傷をつけた」と当時の様子を振り返っている。

 事件について、ミドは「あの時はうまく試合に入れなかったので苛々していた。俺がピッチに入ったときには2­0で負けていて、ズラタン(イブラヒモヴィッチ)と言い争った記憶がある。俺はみんなを怒鳴り、ズラタンが俺に怒鳴っていた。(事件の時は)足首の包帯を切るためのハサミがちょうど手元にあったんだ」と打ち明けている。

 続けて、「ハサミを投げつけた10分後、シャワーを浴びに行ったんだ。そしたら彼(イブラヒモヴィッチ)がジャグジーに座っていたよ。俺たちは互いに見つめ合い、二人で笑い始めた。俺がズラタンに『あやうく殺すところだったな』と言うと、彼は『ああ、わかってるさ』と答えたよ」と語り、喧嘩の後にすぐにイブラヒモヴィッチと仲直りをしたと明かしている。

 その後はお互いが別のクラブに移籍し離ればなれとなってしまったミドとイブラヒモヴィッチだが、いまだに親交があるという。