メッシの代表引退、アルゼンチンへの打撃は金銭面も…数十億円単位の損失か
6月に行われたコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016の後、アルゼンチン代表からの引退を示唆したFWリオネル・メッシ(バルセロナ)。同選手が代表引退を決定した場合、チームの戦力面において大きな痛手となるが、アルゼンチンサッカー協会(AFA)は金銭面でも打撃を受けることになるようだ。大手メディア『CNN』が7日に報じている。
6月26日、アルゼンチン代表はコパ・アメリカ決勝でPK戦の末にチリ代表に敗れた。メッシはPK戦でキックを失敗。2大会連続の準優勝に終わり、試合後に代表引退を示唆するコメントを残した。メッシの発言を受け、アルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領や元同国代表のディエゴ・マラドーナ氏らが翻意を求めるなど、同選手の動向は国内で大きな関心事となっている。
メッシが発言どおりに代表引退を決めた場合、アルゼンチン代表の戦力ダウンは免れない。5日付のスペイン紙『マルカ』によれば、FWセルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C)の父であるレオネル・アグエロ氏が「レオ(メッシ)が代表チームを永久に離れ、戻らないなら、セルヒオ(アグエロ)もそうなるだろう」とコメントするなど、他の選手も代表チームに別れを告げる可能性がある。
メッシが代表を引退した場合、戦力面以外にも大きな影響が及ぶようだ。『CNN』によれば、アルゼンチンサッカー協会が2018年のロシア・ワールドカップまでに得られるはずだった収入見込みから最高2500万ドル(約25億円)もの損失が生じるという。同協会は国際親善試合のマッチメイクにあたり、メッシの出場を条件に対戦相手国から最高で200万ドル(約2億円)の支払いを受けている模様。同選手の代表引退示唆を受け、支払い内容の見直しを求める国もすでにあるという。
上記の試算は2018年のロシア大会までのもので、スポンサー料や放映権料などは含まれていないことから、アルゼンチンサッカー協会が失う収入はさらに高額になると見られている。代表引退を示唆したことによって、メッシの戦力面以外での莫大な影響力が明るみになった形となった。今後の動向に注目が集まる。
6月26日、アルゼンチン代表はコパ・アメリカ決勝でPK戦の末にチリ代表に敗れた。メッシはPK戦でキックを失敗。2大会連続の準優勝に終わり、試合後に代表引退を示唆するコメントを残した。メッシの発言を受け、アルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領や元同国代表のディエゴ・マラドーナ氏らが翻意を求めるなど、同選手の動向は国内で大きな関心事となっている。
メッシが代表を引退した場合、戦力面以外にも大きな影響が及ぶようだ。『CNN』によれば、アルゼンチンサッカー協会が2018年のロシア・ワールドカップまでに得られるはずだった収入見込みから最高2500万ドル(約25億円)もの損失が生じるという。同協会は国際親善試合のマッチメイクにあたり、メッシの出場を条件に対戦相手国から最高で200万ドル(約2億円)の支払いを受けている模様。同選手の代表引退示唆を受け、支払い内容の見直しを求める国もすでにあるという。
上記の試算は2018年のロシア大会までのもので、スポンサー料や放映権料などは含まれていないことから、アルゼンチンサッカー協会が失う収入はさらに高額になると見られている。代表引退を示唆したことによって、メッシの戦力面以外での莫大な影響力が明るみになった形となった。今後の動向に注目が集まる。