雑誌の付録に維持費0円のSIMカード! オトク度と注意点を理解したら急いで書店に走ろう
スマホやインターネットなど、デジタル時代になった今でも、それは同じだろう。
そんな読者をワクワクさせる「付録」として、なんとSIMカードが付いた雑誌が登場した。
●開通費用も維持費も0円て、オトクすぎる!
SIMカードを付録にした雑誌というのは、12月25日発売の「デジモノステーション 2016年02月号（エムオン・エンタテインメント）」だ。
過去にも、SIMカードを付属した雑誌やムック本は存在した。
しかし、今回の「付録」は、SIMカードがスゴイのだ。
付属するのは、
大手プロバイダ「ソネット」の特別プラン用SIM「0SIM by So-net」なのだ。
なにがスゴイのか、それは、開通費用も維持費も0円ということ。
通常、データ契約であれ、電話のできる音声契約であれ、3000円ほどの事務手数料が発生するのが普通だが、この「付録」は、0円で開通できる。
雑誌代は620円のため、実質的に620円で開通できるとも言えるかも知れない。
さらに、維持費も0円と、常識では、ありえない金額設定だ。
しかも、通信速度は下り最大225Mbps（機種による）と、ハイスピードな通信が可能なのだ。
ついに、無料で通信できてしまう時代がやってきたのか？
●当然ながら注意点もある
と、なんでも無料で使えそうだが、実はそうではない。
当然ながら注意点も存在する。
まず、0円で利用できる通信量が設定されている。
・0〜499MBまで →0円
・500MB〜2047MB（約1.99GB） →100円〜1500円（通信量によって変動）
・2048MB（2GB）以上〜 →1600円
※月間5GBを超えると月末まで通信制限
となっている。
つまり、月間の通信量が500MBを超えると課金が始まるシステムなのだ。
確実に500MB未満で利用できるならばいいが、万が一にも動画サービスや音楽サービスで多くの通信量を利用した場合は、料金がかかることになる。
ここを忘れてはいけない。
また、3か月連続で通信していない場合は、自動解約となる。
そのため、3か月に最低でも1度は通信する必要があるのだ。
他には、以下のような注意点も存在する。
・開通期限は2016年2月24日まで（カードには有効期限:20160131とあるが、実際は2月24日まで）
・付属するのはnanoSIM
・契約できるのは1契約のみ、ひとりで複数契約はできない
・クレジッドカード登録必須
・データ契約のみ（音声通話はできない）
・ドコモのネットワークを使う
というものだ。
クレジッドカード登録などは、多くの格安SIM契約で必要なものなので問題無いだろう。
特に気にしたいのは、付属するのは「manoSIM」サイズということだ。
iPhoneなどnanoSIMを使うスマホであれば良いが、「microSIM」対応のスマホの場合は別途SIMアダプタが必要になる。
月間500MBを超えると料金発生や、SIMカードの種類が限定されているという制限こそあるものの、維持費0円は、非常に魅力的だ。
基本的にはWi-Fi利用のスマホで、たまに屋外でも通信を使いたいと言う場合や、昔のスマホなどにSIMを入れてサブ機にするといった使い方が良さそうだ。
早急に売り切れる可能性があるため、もし書店やコンビニで見つけたらゲットしておくのと良いだろう。
布施 繁樹
