イタリア、ルーマニアを相手に勝ちきれずホームでドロー《国際親善試合》

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▽17日にボローニャのスタディオ・レナート・ダッラーラで行われた国際親善試合のイタリアvsルーマニアは、2-2のドローに終わった。

▽13日に行われたベルギー代表とのフレンドリーマッチで逆転負けを喫したイタリアは、その試合からスタメンを3人変更。カンドレーバとパローロ、負傷のデ・シリオに代わり、エル・シャーラウィ、ソリアーノ、バルザーリがそれぞれスタメンに入った。

▽ペッレとエデルを2トップに置く[4-4-2]を引き続き採用するイタリアは、序盤からルーマニアの激しいプレスに苦しみ、うまくボールを動かすことができない。5分にトルジェのミドルシュートをGKブッフォンが横っ飛びで防ぐも、8分にはカウンターからボックス内のこぼれ球をスタンチュに決められてルーマニアに先制された。

▽リードを許したイタリアは、エデルの仕掛けを中心に相手ゴールを目指すと、38分には左サイドを突破したエデルがゴール前に入れたクロスにエル・シャーラウイが反応。しかし、エル・シャーラウイは押し込みきれず、同点に追いつけないまま前半を終えた。

▽迎えた後半、イタリアは55分にボックス内でエデルがグリゴールに倒されてPKを獲得。これをマルキジオが確実に決めて同点に追いつく。さらに60分、ソリアーノとエデル、ペッレを下げてモントリーボとガッビアディーニ、オカカを同時投入すると、この交代が的中する。

▽66分、右サイドからフロレンツィが入れたクロスをファーサイドのオカカが頭で落とすと、ボックス左のマルキジオがダイレクトでゴール前へ。これをガッビアディーニがヘディングでゴールに押し込み、イタリアが逆転に成功する。

▽その後、GKブッフォンを下げてGKシリグを投入したイタリアだが、1点のリードを守りきれない。88分、FKからキリケシュのヘディングシュートをGKシリグが辛うじて防いだが、こぼれ球に反応したアンドンに決められて2-2とされた。このまま試合は終了し、同じくユーロ本選に出場するルーマニアを相手に勝ちきれなかったイタリアが2試合未勝利となった。