れいめいvs出水
れいめいと出水、北薩地区の強豪同士がぶつかり、激しい点の取り合いになった。
先手をとったのはれいめい。初回、1番・火ノ浦 明正（3年）が右中間三塁打を放ち、3番・福永幹也（3年）のライト前タイムリー、5番・杉安 浩（3年）のライトオーバー二塁打で2点を先取した。2回は一死満塁から2番・眞形昌汰（3年）の走者一掃右中間三塁打など、打線がつながり、一挙4点を挙げた。
序盤は一方的なれいめいペースで、一気にコールド勝ちかと思われたが、中盤は出水が盛り返す。
4回、エラー、内野安打、ヒットで満塁とし、連続押し出しと、9番・�霤� 隆良（3年）のスクイズで3点を返し、一気に2点差まで詰め寄った。
なお二死満塁で一気に試合をひっくり返しそうなところで、れいめいの湯田太監督は3番手に188センチ、82キロの大型右腕・太田 龍（2年）をマウンドに送る。
来年のドラフト候補にも挙がりそうな風貌の右腕は、ネット裏の他校のスピードガン計測でいきなり146キロの直球で3番・井出口夏輝（3年）を空振り三振に打ち取り、ピンチを脱した。中盤、出水に傾きそうな流れを太田の好投が食い止めていたが、出水は7回二死から3番・井出口、4番・児玉 大地（3年）が連打、暴投とエラーも絡んで1点を返し、1点差まで詰め寄った。
中盤は出水が一気にひっくり返しそうな気配だったが、直後の8回表、れいめいは3連打で満塁とし、4番・堂免大輔（2年）のセンター前2点タイムリー、5番・杉安の犠飛で3点を加え突き放した。
出水は9回、無死一二塁と最後の粘りをみせるも、点差を詰めることはできなかった。
（文＝政 純一郎）
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