ウィンブルドン決勝と同じカードになったWTAチャンピオンシップ。
ファイナリストであるシャラポワとセリーナは今年最も熱く素晴らしい戦いを繰り広げた2人と言っても過言ではないだろう。ファーストセット、キープキープで到達した第9ゲーム。シャラポワはこれをブレイクされるとそのまま6-4でこのセットを落とす。
しかしセカンドセット、立ち上がりから勢いに乗ったシャラポワはセリーナを圧倒し、連続でセットを奪い4-6、6-2、6-2で逆転優勝。懸念されたケガの影響もなく、ファーストサーブもよく決まった今日のシャラポワは、全英の時よりも精神面、テクニック面で大きく成長した姿を世界中のテニスファンに見せてくれた。芝の女王が、女子テニス界の女王と呼ばれる日は近いだろう。

シャラポワはこれで今季ツアー8勝目。来年2月に東京で行われる、東レパンパシフィックテニスで来日の可能性がある。