【ファンキー通信】人気のiPod、白と黒どっちがオシャレ?

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 iPodの人気はとどまることを知らず、街を歩けば彼も彼女もiPodという様相。利便性だけではなく、そのおしゃれなデザインは、ファッションと音楽をつなげ、僕らの音楽の楽しみ方に革命を起こしたといっても過言ではない。

 現在、白と黒の2色で展開しているのだが、通常のiPodもnanoも白が人気であるようだ。確かにiPodといえば白というイメージがある。今までのポータブルプレーヤーは鞄の中にしまっておく物だったが、iPodは外に出している人も多い。

 ところで、この色が与える心理効果はいかなるものなのだろうか? 企業・個人に色彩に関するコンサルティングを行っているカラリストの坂本邦夫さんにお話を伺ってみた。

 「iPodは世界に広く販売するため白と黒というシンプルで明快な色を使う戦略をとっているのではないかと思います。白は清潔感や純粋、雪、砂糖などを思い出させます。人によっては空虚な感じを受ける人もいるかもしれません。白を好む人は潔癖性の表れとも言えますね」(坂本さん)

 iPodの白は清潔な雰囲気があるが、その一方で無機的な、冷たい印象も受ける。では逆に黒は?

 「厳粛なイメージがありますね。他に死や闇を思い出させます。黒を好む人は外部との接触を避けたいという傾向があると言われています。そのような人は黒を持つと落ち着くんでしょうね」(同)

 黒いiPodを持っている人、思い当たるふしはあるだろうか? 周りで黒を選択している人を見てみると確かにそう言えなくもないのでは?

 ちなみにiPodに使われている白と黒は色味を感じない、無彩色と呼ばれる色であり、白は全ての光を反射し、黒は逆に吸収するという特性を持っている。そのため、夏のような太陽の光が強い季節には黒のような光を吸収し熱を持ってしまう色は避けたほうが良いんだとか。そういった機能面を考えると、この夏は白にしておくべきだろう。

 清潔感をアピールし爽やかな印象を与えたいなら白。個性的で、厳粛なイメージを持たせたいなら黒。iPodで自分のイメージをコントロールしてみるのも面白いかもしれない。(加藤克和/verb)

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