【ファンキー通信】陸上自衛隊がイラクまんじゅうを販売

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 今、企業のノベルティグッズがひそかな人気を集めているという。しかも、中身がユニークなお菓子とくれば一度は食べておきたいのが人情ってもんじゃありませんか。それではさっそくご紹介。

 まずは幻の東京みやげ「お札サブレ」。いわずもがな、お札の形をしているが(2004年10月から新札サブレに変更済み)、これはもともと国立印刷局や日本銀行、国会施設の観覧者への記念品として限定販売していたのがはじまり。現在も修学旅行生や田舎に帰省する際の手土産などとして喜ばれ、今ではリピーターの数も多い、と国立印刷局の関係者は語る。私は東京・市ヶ谷にある「お札と切手の博物館」の受け付けで購入。「お札サブレ」は1箱6枚入り1050円だが、ここでは消費税サービスだ。肝心のお味は? というと、少々硬めなものの、噛むほどに甘味が感じられてなかなかおいしゅうございました。

 続いてニコンのHP上では、カメラに並んで「新ニコン羊羹セット」が売られている。カメラと羊羹。この意外な組み合わせは、もともと工場見学の方のための「お茶うけ」に合うものを探していて考案された。その後社内のキヨスクで販売したところ、やはり家族への手土産に評判がよかったことから一般販売を行うようになったそう。羊羹にニコンのマークが実にユニークだが「ネットで売り出したときは冗談が盛り上がってしまった感じだったのですが、甘味をおさえた味で食べやすいと今では評判です。」とニコンライフのとある関係者は打ち明けてくれた。

 次に東京・大泉学園の陸上自衛隊の広報センターでは、斬新かつインパクトのあるノベルティグッズが数多く並ぶ。迷彩柄のパッケージの「イラクまんじゅう」や落花生がおいしい「自衛隊オリジナルせんべい 撃」、そして陸・海・空を模したプリントが印刷された「自衛隊オリジナルゴーフレット 爆」など東京都知事もびっくりのインパクト。まさか、せんべいとゴーフレット二つあわせて「爆撃」ってことではあるまいか?

 こうしてノベルティグッズを見てみると、親しみが沸いてくる。企業のイメージアップにつながるおちゃめなものばかり。各企業のグッズが人々の心を癒し、企業の懐もちょっと潤えば、一石二鳥。これからも数多くの企業がこっそりノベルティグッズを作ってくれることに乞ご期待。(文/verb)