1−0で勝ってもおかくしないゲームだった。10月12日にソウルで行われた、韓国との親善試合である。76分、長谷部誠の極上のラストパスから、松井大輔がペナルティエリア内左でシュートを放つ。トラップが外側へ流れたためにコースが狭まっていたが、とにかくシュートへ持ち込んだ。次の瞬間、相対するDFの右手が勢い良く跳ね上がった。「明らかなハンド」(松井)である。ところが、ウズベキスタン人のラフシャン・イルマトフ主