ハリルホジッチ監督

写真拡大 (全2枚)

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が初めて選ぶメンバーは誰なのか。3月19日、都内でチュニジア戦、ウズベキスタン戦に向けた日本代表メンバーが発表された。

冒頭から監督が報道陣を驚かせた。スクリーンに一人ずつ映しだし、監督はその前に立ってメンバーを発表する。これまでの座ってメンバー表を配り、説明するというスタイルから大きく変わった。

次のサプライズは多くのメンバーが選ばれたこと。総勢31名のメンバーが読み上げられた。GKだけでもこれまでより多い4人。なかなかチャンスが巡ってこなかった宇佐美も含まれている。

さらにサプライズは続く。バックアップメンバーも大量に選出された。12人にはこれまで選ばれなかった選手も含まれている。なぜバックアップメンバーを選んだかという点について、監督は「グループが大きいというメッセージ。いろんな選手に可能性がある。リストに入っていない選手も準備をしていてほしい。よいプレーをしていれば選びます」と説明した。ケガをしている内田、長友、今野についてもコミュニケーションを図るために呼んだとした。

選出の基準は「人間性もスポーツ面も高い選手。国民の代表としてプレーすることは誇り高く素晴らしいこと」。

「スタッフが教えてくれなかったのだが、将来に向けていいかという選手だけど、次の試合に向けて注意深く見ていきたい。次は呼びたいと思う選手がいる。日本にはメッシ、イブラヒモビッチはいない。我々の特長はコレクティブ。それはチーム、グループということ。我々のトレーニングはそこをやっていきたい」

また、監督は遠藤保仁について敢えて言及した。
「遠藤保仁は日本のレベルを高く上げてくれましたがリストに入っていません。ロシアワールドカップの準備のために来ています。ただ、彼の貢献を忘れてはいません。敬意を表します」

そして「遠藤はもう呼ばないのか」という質問については、「大切な試合で遠藤が必要なら呼ぶ。彼の経験と信頼を知っているし、彼は自分の役割を知っている。遠藤をどうするかは様子を見たい」と述べ、将来の招集の可能性を残している。


GK 川島永嗣、東口順昭、西川周作、権田修一、バックアップ林彰洋
DF 酒井高徳、酒井宏樹、内田篤人、吉田麻也、水本裕貴、昌子源、森重真人、槙野智章、太田康介、藤春廣輝、長友佑都、以下バックアップ塩谷司、鈴木大輔、千葉和彦、車屋紳太郎
MF 長谷部誠、柴崎岳、今野泰幸、青山敏弘、山口螢、香川真司、清武弘嗣、以下バックアップ谷口彰悟、米本拓司、大森晃太郎、高萩洋次郎
FW 本田圭佑、永井謙佑、小林悠、岡崎慎司、大迫勇也、興梠慎三、乾貴士、武藤嘉紀、宇佐美貴史、以下バックアップ柿谷曜一朗、川又堅碁、豊田陽平

【日本蹴球合同会社/森雅史】