「選手たちには賛辞を送るばかりだ」。インテルのアンドレア・ストラマッチョーニ監督は、17日のコッパ・イタリア準決勝セカンドレグでローマに敗れてから、このように話し始めた。ホームでの一戦を2−3と落とし、2試合合計3−5で決勝進出を逃したインテル。ストラマッチョーニ監督は「今夜はこれ以上出せなかった。今はうまくいかない時期だ」と話している。

「今のインテルはピッチで持てるすべてを出してきた。我々の前半は素晴らしかった。今の我々のコンディションからすればね。後半はローマが良くなって、我々は調子を落とした。残念だ。とても悔しいのは、守備陣がそろった状態で、カウンターから失ったボールから同点弾を決められたことだ。ローマにも賛辞を送りたい。この決勝進出にふさわしかったからね」

「私の感触では、我々は全力を出している。だが、私のことだけを話すことはしたくない。今起きていることを切り離して評価することは難しいはずだ。たとえば、今日は(エステバン・)カンビアッソをウォームアップ中に失った。ぎりぎりでフアンを取り戻したがね。選手たちのことは称賛するのみだよ。これ以上は出せなかった」

「私の今後に関する噂はまったく気にならない。インテルのベンチにいるまでは、このカラーのために110%を尽くす。新聞が127人の候補者を挙げることも可能だよ。私にとっては重要ではない。誰かの名前を挙げても、その人が今のチームと契約を延長すれば、別の名前を出してくるだけだ。まあ、ほかの監督たちが契約を延長するのを助けていると言っておこうか」

「全員がそろっていたときまで、我々は2位だったし、上位4チームを倒していた。今はこの状況で、我々は怒っている。ローマが(フランチェスコ・)トッティ、(エリック・)ラメラ、(マッティア・)デストロ抜きで戦えれば、苦労していただろう。我々のシーズン出だしが悪くて、実際の前半戦でやったことを今やっていれば、誰もが我々は素晴らしいと言っていただろうね」

マッシモ・モラッティ会長は「チームのことはたたえたよ。彼らは今やれることをやった」とコメント。今後については、次のように続けている。

「今後について考えるだけでなく、今は残りの6試合を戦わなければいけない。そのための選手がいることを願いながらね。ケガ? すべてが偶然と考える必要はない。だが、原因を検討する必要がある」

また、サポーターからの抗議について、同会長は「クルヴァは、自分たちが信じる意見を自由に発することができる。クラブもまた、自由にクラブの選択をすることができる」と話している。