――では、倉科さんが求める“モテるオトコ”の条件とは?

倉科:私が結構、大雑把なので、マメに連絡するとか、何に対してもマメな人がいいなと(笑)。あとは、気配り、気の遣い方。それと、言動ですね。私に対してではなく、色んな人に対しての言動を見て、「この人は、こういう人なんだ」というのを見てるから、そういう所は気を付けた方がいいかなと。

――モテたいがためではなくても、日頃から努力していることはありますか?

倉科:努力はしているけど、全然できていないことであれば(笑)、自分の口から出る言葉は良い言葉にするとか。表面ではなく内面、スキルを磨くことを心掛けていますね。

――今回の『モテモテ・スプレー』を含めた3作品は「笑い」がテーマになっていますが、倉科さんは日頃から意識して笑うように心掛けていることはありますか?

倉科:私の家族は、大変な時こそ笑うんですよ(笑)。母が「荒い波のマグロはうまい」と言うんですけど、荒波のマグロは脂がのってうまいから、こんな大変なことを乗り越えている私達はすごく脂がのっている。だから、もうそんな苦しい顔をしている時じゃなくて、脂がのって「なんて良いことをしているんだ!」って、笑って過ごしなさいという家だったので、苦しいことや悲しいことがあると、笑っちゃうんですよね。

――倉科さんは、笑顔の似合う、明るく元気な役柄を演じられることが多い印象があるのですが。

倉科:NHKの連続テレビ小説を経験させて頂いていることもあって、明るく元気な役が多いかもしれませんね。

――自分に求められる役柄と、自分自身との間にギャップを感じることは無いですか?

倉科:ここで「ギャップがあります」と言ったら、めちゃ悪い子ですよね…。でも、そんなに無理はしてませんので(笑)。

――本作はテレビの他、スマートフォンなどの端末でも観ることができますが、そういう時代の流れに対して、特に違和感はないですか?

倉科:違和感が無いと言ったら嘘になりますけど、そういう時代の流れだと思うし、そういうツールができるのは良いことだと思うので、素直に受け入れようとしてます。

――外出時にスマートフォンなどで動画をご覧になったりしますか?

倉科:ミュージッククリップだったり、『ゴシップガール』とか海外のドラマを観たりしますね。

――本作の主題歌はトータス松本さんが担当されていますが、普段はどんな音楽を聴かれるんですか?

倉科:基本はロックがすごく好きで、少し前までは邦楽が多かったんですけど、最近は洋楽にハマってますね。アーティスト名はあまり覚えてないんですけど、iTunesで買って「これいいじゃん!」って。外国の方の名前って難しくて、覚えられないんですよねー。仮名を振って欲しいぐらいです(笑)。

――今後は、どんな作品で、どんな役を演じてみたいと思いますか?

倉科:以前から時代劇をすごくやってみたくて、日本舞踊とかを常にやっていようと思うんですけど、もう可愛い女の子は嫌ですね(笑)。可愛いだけじゃない女の子を…なんて広範囲で、アバウトなんでしょうね。まだまだ経験が浅いので、色々な役をやってみたいというのが正直な話で。だからこそ「これをやってみたい!」と絞り切れないんですよね、欲が深過ぎて(笑)。

――では最後に、これからドラマを観られる方にメッセージをお願いします。

倉科:もう何も考えないでも、本当にとても面白いので、きっとタイトル通り笑ってしまうような、楽しんで頂けるドラマだと思います、是非観て下さい!

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