【撮影現場公開】チュ・ジフン、慶熙宮で“私は王である!”

写真拡大 (全6枚)

【3日・ソウル=KEJ椎名沙織】除隊後、3年ぶりの復帰作となるチュ・ジフン主演の時代劇コメディ映画『私は王である』の現場公開および記者会見が3日夕刻、慶熙宮にておこなわれた。『私は王である』は、王位にまったく無頓着な皇太子“忠寧(チュンニョン)”と、自分とウリ二つな奴婢“ドクチョル”が身分を入れ替えることで巻き起こるドタバタ時代劇コメディ。


暑い日差しの照りつけるなか行われた撮影は、王に扮したドクチョルが宮を歩くシーンで、すれ違う家臣に笑顔で肩を叩いたりと“王らしくない姿”が描かれた。セリフのないわずか数秒のシーンだが、リハーサルを込め撮影は2,3回行われ、そのたびにチュ・ジフンは背伸びや手をぶらぶらさせたりと細かいアドリブを加え、自由奔放な王を精いっぱい表現した。


続いて行われた記者会見では、チュ・ジフンを始めチャン・キュジョン監督、共演俳優のイム・ウォニ、ビョン・ヒボン、パク・ヨンギュらが登場した。
映画『後宮』や『朝鮮の王』など、時代劇映画が多くみられる最近の映画界。これらと本作のみどころの違いはどこにあるのだろうか。チュ・ジフンは「これまで描かれてきた王が我々の想定内、いわゆるロイヤルファミリーに関する話だとしたら、今回はその正反対の人間味がある王を描いています。軽い気持ちで見られる映画です」と答えた。

コメディ・時代劇・1人2役と初挑戦がずらりと並ぶチュ・ジフン。映画『朝鮮の王』でもイ・ビョンホンが1人2役に挑むが、これについては「ジャンルが違うので特にプレッシャーは感じていない」とし「共演する先輩方が大ベテランなので、先輩を真似れば失敗することはないだろうと時代劇やコメディに関するプレッシャーは感じませんでした」と、先輩俳優への信頼を語った。
続けて「リアクション演技が多くありますが、先輩方の演技がうまくて自然にリアクションがとれるので、とても楽に撮影を行っていると思います」と話すと、チャン・キュジョン監督も「私も現場では少し修正を加えるだけで、特にああしろこうしろという指示は必要ないほど演技がしっかりしている」と称賛した。


また、監督とのエピソードについて問われると「撮影直前まで毎日のように会って、互いにラフに接していたら、いざクランクインして撮影のときに一気に緊張が押し寄せましたね。あぁ、やっぱり監督なんだなって」と笑ってこたえた。
一方、撮影はほぼ後半部分にさしかかっているとのことで、韓国の劇場公開は8月を予定している。