23日発売の「週刊文春」(2012年3月1日)に掲載された記事「衝撃スクープ・郡山4歳児と7歳児に『甲状腺がん』の疑い!」が大きな話題を呼んでいるが、この記事の取材対象者であるさっぽろ厚別通内科の杉澤憲医師から「誤報だ」と抗議が来ていることが発覚、ネット掲示板やツイッターで物議を醸している。

杉澤医師は、23日のUSTREAM上の会見で

本日「週刊文春」から極めて遺憾な記事が出ます。内容は、事実と違うこと、私が話したように書いてあるところなどが多数ありました。
と抗議し、「『甲状腺がん』の疑い!」「福島の避難民11人に深刻な異常がみつかった」とする週刊文春の記事内容を「事実ではありません」と完全否定した。

杉澤医師がマスコミを通じて主張したかったのは、「小児甲状腺エコー検査の取り組みの遅れ」で、週刊文春の記事内でもそれは書かれているが、事実ではない部分が同誌の記事で強調されてしまっているようだ。

ツイッターでは、取材を敢行した週刊文春と自由報道協会理事おしどりマコ氏に「報道はキチンと真実を伝えるべき」「センセーショナルに煽りたいのがミエミエだな」など、批判が殺到。その一方で「取材を受けた側が後になって反響を恐れて前言を翻すことは往々にしてある」など、杉澤医師側が主張を変えたのではと疑う声も一部にあがっている。週刊文春やおしどりマコ氏側からの反論はあるのか、注目したい。

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