マンチェスター・シティFWカルロス・テベスの代理人とミランが再び接触した。ミランはマンCからの許可を得ており、5日夜にミラノ入りする代理人と会談に臨む予定となっている。ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は5日、次のように話している。

「テベス? 今日は賞を受け取りに来たんだ。ウソは言わせないでくれ。彼のことは今後数日で話そう。彼はシティの選手なんだ。彼らは我々が代理人と話すことを許可した。だが、まだクラブと直接話はしていない」

ミランは6日、チャンピオンズリーグ・グループリーグ最終節でビクトリア・プルゼニと敵地で対戦する。すでにグループ2位での決勝トーナメント進出が決まっており、マッシミリアーノ・アッレグリ監督はローテーションの採用を考えている。

気にしなければいけないのは、FWアレシャンドレ・パトとFWロビーニョが、2人あわせてもFWズラタン・イブラヒモビッチの1/3も得点を挙げていないことだ。イブラの13ゴールに対し、パトとロビーニョはそれぞれ2ゴール。だが、アッレグリ監督は「リーグが終わるころには彼らのゴールも決まっているさ」と、変わらぬ信頼を寄せている。

イブラはおそらく、プルゼニ戦に出ても45分間程度のプレーとなるだろう。2人のブラジル人ストライカーの決定力を取り戻す必要がある。イブラであっても、失敗しないということはないからだ。アッレグリ監督はパトとロビーニョについて、次のように続けた。

「パトの調子は良い。彼はプレーすることを必要としており、明日の試合もそうなるだろう。1月の補強になってくれるかもしれないよ。ロビー(ロビーニョ)のことも、2ゴールをミスしたからといって疑うべきではない。彼には(決定力不足という)レッテルが貼られているが、ミスをするのは彼だけじゃないんだ」

アッレグリ監督はDFフィリップ・メクセスを先発で起用するかもしれない。また、プリマヴェーラの3選手も遠征に帯同させる可能性がある。MFアルベルト・アクイラーニは、バルセロナ戦で主審が誤ってDFアレッサンドロ・ネスタにイエローカードを提示していたことが分かり、UEFAによる後日裁定でプルゼニ戦は出場停止となっている。

ヨーロッパリーグ出場権を得られる3位入りを目指すプルゼニは、ここ一番という試合をしてくるだろう。だが、アッレグリ監督に負けるつもりはない。

「順位に影響はないが、我々はミランなんだ。結果を残すために戦う必要がある。ネガティブな結果でピッチを後にするのは、望まない怒りを抱えることになるからね。良い練習としなければいけない。火曜に試合をして、次は日曜だ。回復するための時間はある」

また、アッレグリ監督はセリエAで首位に立つユヴェントスについて、次のように話している。

「13試合を終えて無敗を維持しているチームなら、テクニカルな価値や気迫、最後まで争うために必要なカードをすべてそろえているということだ」