2日、セリエA第31節の大一番、首位ミラン対2位インテルのミラノダービーが行われた。インテルが勝てば首位が逆転するという、稀に見る頂上決戦となった試合は、蓋を開けてみればスクデットに飢えるミランが主導権を握り、その集中が最後まで切れることはなかった。

試合開始わずか40秒、ガットゥーゾのスルーパスに、3人目の動きによりフリーで飛び出したロビーニョがシュート。GKジュリオ・セザールがはじいたボールをパトが決め、ミランが早々と先制する。
インテルも反撃に転じるが、この日大当たりのミランGKアッビアーティの前にことごとく跳ね返される。ミランリードのまま後半を迎えると、53分、パトのスピードについていけなかったキヴがファウルを取られ、一発退場。これでますますミランが優位に立つと、62分にはアバーテのクロスからパトが合わせて追加点をあげる。極めつけは88分、途中出場のカッサーノがサネッティに倒されてPKを得ると、これをカッサーノが自ら決め、3−0で圧勝した。

これで、ミランはインテルとの差を5ポイントに戻した。なお、長友佑都はベンチ入りしたものの出場機会はなかった。