負傷者続出中のインテルは、14日に行われたミランとのダービーマッチに敗れるなど、危機に瀕している。しかし17日、クラブ首脳陣が会議を行い、ラファエル・ベニテス監督を信頼するという結論を出した。それでも、21日のキエーヴォ戦と24日のトゥエンテ戦で結果が出なければ、指揮官は解任となるかもしれない。後任候補には、レオナルドやジョヴァンニ・トラパットーニの名が挙がっているようだ。

そんな状況でも、MFデヤン・スタンコビッチはベニテス監督を信頼している。『インテル・チャンネル』の中で同選手は、「僕たち一人ひとり、ピッチに立つときは全力を尽くさなければいけない。結果が出ないときは、誰もが勝利への意志や飢えが足りないと思うね。時間が経つにつれて、気持ちは強くなっていく。でも、今は逆風だ。たぶん、今の僕たちは昨シーズン以上に勝利に飢えているよ。僕たちはこれから、良い形で一年を締めくくるための大事な一カ月を戦う」とコメントし、自分たちのモチベーションの高さをアピールした。

そして、ベニテス監督については、「インテルに適した人物だよ。僕たちはクラブのために働く、すごい人たちと一緒にやっているんだ。彼らが選んだ人であれば、それは偶然なんかじゃないよ」と話している。