中国人ブロガーの云中漫歩(ハンドルネーム)さんが自らのブログで、内モンゴル自治区の砂漠で植樹活動を行う日本人を取り上げ、「感動を与えてくれた日本人」と評価している。

 内モンゴル自治区のホルチン草原は砂漠化が進み、今ではホルチン砂漠とも呼ばれるほどになってしまった。しかし、2000年から一人の日本人男性が率いる団体がホルチン砂漠の緑化作業に取り組んでおり、砂漠に350万本の木を植えることによって1667ヘクタールの緑地を取り戻すことに成功したという。

 ブロガーは団体を率いる日本人男性について、「中国で植樹し、中国語を話し、中国で妻を娶り、素直で良識があり、勇敢で執着心のある日本人だ」と評価する。また、男性が植樹を始めた当初、現地住民からはなかなか活動の意義を理解されず、金銀財宝を捜しに来た、石油を掘り当てに来たなどといった噂(うわさ)も流れたという。

 ブロガーによると、現地住民も日本人男性とふれあいを続けるうちに、「現地に住む人間として、日本人よりも努力しなければならない」という気持ちになったという。メディアを通じて日本人男性とその活動を知ったというブロガーは、「日本に対する複雑な感情は突然消え去り、日本人男性から受けたあたたかい気持ちが心に刻まれた」と語る。

 続けてブロガーは、「日本人がわざわざ中国へ来て緑化作業を行っていることを思うと、われわれ中国人はもっと多くの木を植えることで砂漠化を防ぐ義務がある」と語り、中国にも日本人男性のような優秀な人物が多く現れることを望んでいると綴った。(編集担当:畠山栄)



■最新記事
【中国ブログ】「これが本当の日本人か!」人民の信頼得た日本人
【中国ブログ】日本人の「心遣い」に感動!「国家の品位だ」
【中国ブログ】日本が暫定常任理事国に?「中国は反対だ」
【中国ブログ】中国人から見た日本のメディアとその特徴
【中国ブログ】日本人は政治スキャンダルに寛容−中国人の見方