アクセスが殺到している「性犯罪者お知らせe」

写真拡大

韓国の女性家族省が、児童・青少年を対象にした性犯罪者のうち、法院から身元公開命令を受けた犯罪者について、インターネット上で個人情報を公開するサービスを26日から開始した。

これにより、20歳以上の成人であれば、誰でも専用サイト「性犯罪者お知らせe」(www.sexoffender.go.kr)で、性犯罪者の写真、身体情報などを含めた個人情報を確認することができる。

サービス初日となった26日には、開始直後から自分の街に犯罪者がいないかどうか確認しようとする人々でアクセスが集中。14時間で13万人がアクセスし、サーバーがダウンする事態となった。

今回のサービスは、性犯罪者の個人情報のネット公開を規定した「児童・青少年の情報に関する法律」38条が施行されてから始めてとなる。今年1月1日以降、児童・青少年を対象にした性犯罪者のうち、執行猶予を受けた10人が対象となっている。

今後は、法改正が行われるまで(2006年6月30日から2009年12月31日)の性犯罪者401人の情報も、9月からネット公開される予定だという。掲載されると最長10年間、情報が公開される。

同サイトは、現在もアクセスしずらい状態が続いており、韓国ネチズンらは、「アクセスするのに2度も身分証明確認が必要なんじゃ公開とはいえない」「検索して犯罪者を見つけるのに40分もかかった。イライラするサイトだ」「昔の写真ではなく、今の写真を載せるべきだ」「ソウルには2人いた」「小学生も見れるようにした方がいい」「殺人犯も公開しろ」「こんなことせずに去勢させればいい」といったコメントを寄せた。



参照:「性犯罪者お知らせe」身元公開、アクセス殺到 - プレシアン
参照:児童・青少年性犯罪者、身元公開された10人はだれか - 京郷新聞

(文:林由美)

■【韓フルタイム】とは……
【韓フルタイム】とは韓国に特化した情報を提供する媒体です。
韓国に詳しい専門の日本人記者が取材、執筆を行っております。
韓国中心の出来事をいち早くお届けできるように頑張っていきます。