南アフリカ・ワールドカップ(W杯)で屈辱のグループリーグ敗退に終わったイタリア。『ガゼッタ』電子版の試合記事には、多くのサポーターが怒りと落胆を爆発させている。特に標的となったマルチェッロ・リッピ監督のほかに、ファンはDFファビオ・カンナヴァーロやFIGC(イタリアサッカー連盟)にも責任があると考えているようだ。

「(カンナヴァーロに対し)お前が次に行くドバイのクラブの会長がオレだったら…契約を解消するだろうな。威張ったチキンみたいだったぜ」

「連盟はどうなんだ? (ジャンカルロ・)アベーテ会長、(デメトリオ・)アルベルティーニ副会長、(ジジ・)リーヴァ派遣団長…ベテランのこいつらは、国全体が怒っているのに、何の批判もしなかった。これからどうする? そのままとどまって、(次期監督のチェーザレ・)プランデッリを待つのか? 全員辞めろ!」

また一方で、イタリアには外国人選手が多すぎるという意見や、インテルのマッシモ・モラッティ会長にも責任があるとする声まである。

「外国人選手を制限する必要がある。そうじゃないと、オレたちの選手は経験を積めないだろう」

「これで、スクデットと2つのトロフィー(コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ)を獲得するために、石油で稼いだ金を使ってきた会長の夢が叶ったんだろう。何年も前から外国人選手たちに金を出してきた会長の夢がな。誰がオレたちの若手を育ててくれるんだ?」