3日にTBSでスタートしたスポーツ番組「S1」では、“初回放送”とはいえ、番組中にぎこちない場面が幾つも見られた。

野村克也、ラモス瑠偉、杉山愛といった各スポーツ競技の選手&OBをゲスト解説に迎えた同番組。次のコーナーへと移る際には、司会の初田啓介アナが「さあ、東尾理子さん、次は何にいきますか?」といった振りをみせ、言われた当人が「はい、この後は女子ゴルフ。頑張る宮里藍ちゃん」と発し、CM等に入っていく流れだ。

だが、Jリーグ・コーナーの前には、本田圭佑の髪(金髪)を巡って野村とラモスが軽い口論となった影響もあってか、カメラワークが混乱、スタッフがラモスに指示を出すカンペが思い切りフレームに入ってしまった。

それでも、しらじらしく「それではラモスさん、次どうしますか?」という振りを見せる初田アナに、テレビの前の視聴者は、ため息をついたことだろう。

また、死闘の末、春の甲子園で初優勝を果たした興南の話題になると、メインキャスター・魔裟斗は、野球解説者・野村をスルーして、「どうですか、杉山さん」と突然のご指名。杉山は「(エース・島袋は)打って、打線もとって。すごい活躍でしたね」と返答。魔裟斗も「いいですよね。フレッシュというか、頑張るぞという感じが」と語り、とりわけ試合内容を深堀りすることなく、あっさりとコーナーを終えた。

その他にも、番組の最後には、魔裟斗が「この後は野村監督、最後のボヤキです」と言いながらも、当の本人は「え?」と言い、困惑した表情を浮かべたままCMへ。

その後、政治のニュースを挟んで、改めて番組のエンディングとなったが、ここで改めて初田アナが「野村監督、最後に一言お願いします」と言い直すと、そのコメントはボヤキどころか、野村は「楽天、何やってる。今が一番大事な時」と活を入れたのだった。